レオナルドの最後の晩餐

レオナルドダビンチの最後の晩餐の修復後の精密な写真が、ウェブ上に公開されています。>>>最後の晩餐
近年のイタリアの、過激な修復はミケランジェロのシスティーナ礼拝堂の天井、壁画やマザッチオ等あまりに色が鮮やかによみがえり、ちょっと違和感がありますが、(これは、わびさびを愛する日本人だけのものかと思っていたのですが、ポップアートの巨星ジェームス・ローゼンクイストが修復反対の署名運動だかをしているというのを聞いて笑いました。)最後の晩餐の場合、修復前は相当後世の筆が入っていたらしく、違和感があったので、まずは作品本来の輝きを取り戻しているようで、大成功と思いました。ひびの入った古色が修復前よりも顕わになっていると言うことも、ミケランジェロの場合とは反対で、自分には受け入れやすい修復でした。

こんな天才の畢生の仕事に自分の感想など述べるのもおこがましいのですが、モナリサや岩窟の聖母、聖アンナと聖母子といった油彩の傑作群のとてつもない情報量をもった精緻なミクロコスモスといった時代を超越したようなワンアンドオンリーの世界とちがい、修復なった「最後の晩餐」にはレオナルド独自の感覚を持ちつつも、案外に前の時代である15cイタリアルネサンスのマサッチオやピエロデルラフランチェスカのフレスコに直接通じるものを感じました。
特に人物の首の表現などはピエロ、デルラ、フランチェスカのフレスコを思わせるものを感じました。陰影を余りつかわず行う肌の表現は、エドワールマネのオランピアを自分は思い出しますが、色っぽい女性を描いたから現れるというような官能性とは全く違うということではないのですがやはりちょっと違う、何か技法と内容が微妙にずれながらものすごいパワーを作品が持っているときに現れる何か、新しい時代が始まるほんの一瞬の時期に現れる生々しい何かなのですが、自分でも何いっているかよく分からなくなってきたので、このあたりで失礼します。
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ジャンル : 学問・文化・芸術

Tag:美術・彫刻・絵画  Trackback:1 comment:4 

Comment

genyou主人 URL|
#- 2007.10.29 Mon22:38
レオナルドええな、それにしても、自分でも、、、、、、これ鈴木家の大特徴でんがな、ワハハということで俺も失礼します。ほなさいなら。、
銀窯 URL|
#- 2007.10.30 Tue10:02
GENYOU御主人様
ははは!!
鈴木家といっても、蔵王山麓出の亜種に限りますが、、、、、
ところで、GENYOU師匠のブログはいつ出来るのですか?
期待が高まりすぎています。はよ、はよ。
GENYOU主人 URL|
#- 2007.10.31 Wed10:06
今日からボチボチ取り掛かります、基本の操作が分からんので時間がかかりそうです。11月高島屋で催事があるので又お会いしましょうね。 産業祭り頑張って下さい、、、、、んで さいなら。
銀窯 URL|
#- 2007.10.31 Wed14:49
11月楽しみにしています。ブログ立ち上げ健闘をお祈りします。産業まつりは100円ラーメンに勝負を挑みます。
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ぎんよう

Author:ぎんよう
彫刻家でもある鈴木厚が磁器を中心に器を制作しています。

我が家の掃除機の塵の放射性物質
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Cs134:211Bq/kg(検出下限19.3)
Cs合計:852Bq/kg(検出下限58.0)
採取時期:2014/1月~2014/3月

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