旧小文間小学校跡地の利活用に関する地域懇談会2018/2/18のまとめ
旧小文間小学校跡地の利活用に関する地域懇談会2018/2/18
に出席したので自分なりのまとめてみました。
2018年2月18日(日曜日)14時00分から
小文間公民館レクリエーション室
取手市(政策推進課)主催
当日「小文間小学校跡地利活用計画案」をつくった福山コンサルタントから2名、
取手市からは南政策推進部長をはじめ数名が来ていました。
出席者は殆ど熟年層で50人くらいだったと思います。
以下配付資料と簡単な解説を書きます。


上掲の「市民からの陳情・意向調査・要望書の概要」にある「地元団体:小文間物語の会による要望書」は私も参加しています。この案では昭和39年竣工長倉康彦氏設計の旧校舎を残して再利用するというのが肝の一つです。小文間物語の会では武蔵美建築科の先生中心の小文間小学校旧校舎の再利用案についての勉強会に参加したり、資料を収集したり旧校舎の価値について研究しております。
さて以下福山コンサルタントが持ってきた計画案です。

(1)計画案の整備方針・整備テーマ
「整備テーマ」の「歴史・文化を受け継ぐ、地域の庭」ですが「庭」としたのは、体育館とごく小さな2階建て校舎を除き全て取り壊して広場状にしたいという市役所の目論見が現れていると解釈できます。

上掲は(2)導入機能の考え方
いよいよ以下具体案になります。A案とB案がありました。
どちらも体育館と鉄筋2階建て新校舎を残し、鉄筋3階建ての大きい方の新校舎は耐震基準を満たせないと言うことで取り壊します。プールも壊します。違いは旧校舎についてでA案では取り壊しB案では耐震工事後残します。

上掲がA案です。
「学びゾーン」として残す鉄筋2階の新校舎は非常に小さく2学年計30〜40人ほどが1階の1部屋を二つに割って使っていました。この大きさで「新校舎部の活用によって、芸術文化拠点を有する地域特性を活かした芸術文化活動の創出を検討(地域交流ブログラム、アーティストインレジデンス)」が出来るのか疑問が残ります。
旧校舎の跡地は「将来的には、公民館の移設・更新時の種地確保」とあります。「種地」と言う語句の意味がネットで調べたかぎりではどうもよく分かりませんでした。

上掲がB案です。
赤字で「旧校舎部の保存には耐震保存工事が必要となり、多額の費用が想定されます。市では公共施設の縮減方針を示しているため、クラウドファンディング等の有志による資源確保の方法を検討していくことが必要となります。」
とありましたが壊したいのが本音のようでした。
震災後閉校の2015年春まで旧校舎はクラスルームとしての使用はなかったものの、余震の続く中、美術室、音楽室、図書室、生活科保健室などには使っていて児童はほぼ全室出入りしていましたので、
耐震基準測定の時期や業者などを訪ねたところ市職員は後ほどHPのそのページを案内すると言う回答でしたが、今もってなくまた市HPにもそれらしき記述は見つかりませんでした。
そこを質問した記憶は無いのですが、南政策推進部長は旧校舎の耐震工事(外側に耐震部材が見えないタイプ)に2億5000万掛かる事を強調していました。その金額をクラウドファンディングで集めるのは不可能でしょう。
前述の勉強会で講義してくれた武蔵美の先生はやり方次第で5000万以下のようなことを言っていましたが我々庶民には確かめるすべはありません。
出席者の中から旧校舎は雨漏りだらけで旧いから有名デザイナーの作だからと言って残す必要はない壊すべき、危険と言った意見が出ていました。
個人的には、中庭があり迷路のような構造は中に入るととても面白く、生き生きした外観のとても美しい建築なので出来れば残したいものだと思っています。
旧校舎の写真、参考文献等はこちらで。>>>
また小文間小学校沿革の概略はこちらで>>>
2点とも小生編集。
2018/03/05後記
市役所政策推進課よりのご指摘で南政策推進課長>南推進部長に訂正しました。お詫び致します。
に出席したので自分なりのまとめてみました。
2018年2月18日(日曜日)14時00分から
小文間公民館レクリエーション室
取手市(政策推進課)主催
当日「小文間小学校跡地利活用計画案」をつくった福山コンサルタントから2名、
取手市からは南政策推進部長をはじめ数名が来ていました。
出席者は殆ど熟年層で50人くらいだったと思います。
以下配付資料と簡単な解説を書きます。


上掲の「市民からの陳情・意向調査・要望書の概要」にある「地元団体:小文間物語の会による要望書」は私も参加しています。この案では昭和39年竣工長倉康彦氏設計の旧校舎を残して再利用するというのが肝の一つです。小文間物語の会では武蔵美建築科の先生中心の小文間小学校旧校舎の再利用案についての勉強会に参加したり、資料を収集したり旧校舎の価値について研究しております。
さて以下福山コンサルタントが持ってきた計画案です。

(1)計画案の整備方針・整備テーマ
「整備テーマ」の「歴史・文化を受け継ぐ、地域の庭」ですが「庭」としたのは、体育館とごく小さな2階建て校舎を除き全て取り壊して広場状にしたいという市役所の目論見が現れていると解釈できます。

上掲は(2)導入機能の考え方
いよいよ以下具体案になります。A案とB案がありました。
どちらも体育館と鉄筋2階建て新校舎を残し、鉄筋3階建ての大きい方の新校舎は耐震基準を満たせないと言うことで取り壊します。プールも壊します。違いは旧校舎についてでA案では取り壊しB案では耐震工事後残します。

上掲がA案です。
「学びゾーン」として残す鉄筋2階の新校舎は非常に小さく2学年計30〜40人ほどが1階の1部屋を二つに割って使っていました。この大きさで「新校舎部の活用によって、芸術文化拠点を有する地域特性を活かした芸術文化活動の創出を検討(地域交流ブログラム、アーティストインレジデンス)」が出来るのか疑問が残ります。
旧校舎の跡地は「将来的には、公民館の移設・更新時の種地確保」とあります。「種地」と言う語句の意味がネットで調べたかぎりではどうもよく分かりませんでした。

上掲がB案です。
赤字で「旧校舎部の保存には耐震保存工事が必要となり、多額の費用が想定されます。市では公共施設の縮減方針を示しているため、クラウドファンディング等の有志による資源確保の方法を検討していくことが必要となります。」
とありましたが壊したいのが本音のようでした。
震災後閉校の2015年春まで旧校舎はクラスルームとしての使用はなかったものの、余震の続く中、美術室、音楽室、図書室、生活科保健室などには使っていて児童はほぼ全室出入りしていましたので、
耐震基準測定の時期や業者などを訪ねたところ市職員は後ほどHPのそのページを案内すると言う回答でしたが、今もってなくまた市HPにもそれらしき記述は見つかりませんでした。
そこを質問した記憶は無いのですが、南政策推進部長は旧校舎の耐震工事(外側に耐震部材が見えないタイプ)に2億5000万掛かる事を強調していました。その金額をクラウドファンディングで集めるのは不可能でしょう。
前述の勉強会で講義してくれた武蔵美の先生はやり方次第で5000万以下のようなことを言っていましたが我々庶民には確かめるすべはありません。
出席者の中から旧校舎は雨漏りだらけで旧いから有名デザイナーの作だからと言って残す必要はない壊すべき、危険と言った意見が出ていました。
個人的には、中庭があり迷路のような構造は中に入るととても面白く、生き生きした外観のとても美しい建築なので出来れば残したいものだと思っています。
旧校舎の写真、参考文献等はこちらで。>>>
また小文間小学校沿革の概略はこちらで>>>
2点とも小生編集。
2018/03/05後記
市役所政策推進課よりのご指摘で南政策推進課長>南推進部長に訂正しました。お詫び致します。
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