ファテープルシークリー

ファテープルシークリー

ファテープル・スィークリー(Fatehpur Sikri)の1つ
ファテープル・スィークリー(Fatehpur Sikri)の1つ posted by (C)dais

世界遺産ファテープルシークリーです。
広大なインドの都市遺跡の一部です。
建築芸術として第一級のものかどうかはちょっと疑問な面もあるようにも感じるのですが、私は何か妙に惹かれるものを感じます。
16世紀インドの名君アクバルが、イスラムとヒンドゥーの融合をはかったと言うその複雑なニュアンスもあると思うのですが、石の建築にしては直線的な構成、それは木の建築を模したものといいます。その感じがあってますます何か込み入ったものを見るものに与えるのだと思います。
反対に材木で石彫を思わせる形を作っているなと思うことが、時に日本の平安初期までの仏像であるのですが、不思議な浮遊感を見るものに与えます。なにか、視覚と触覚・テクスチャーが妙にずれて一瞬知覚が麻痺するような感じです。
そんな感じは、自分も実現したいものだとよく思ってはいます。
最後に、唐突な連想なのですが、少し前に最後までなんとか読み通したドストエフスキーの白痴の最終場面のナターシャの遺体が置かれているロゴージンの邸宅もこんなんではないかなーと想像しました。

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テーマ : 史跡
ジャンル : 学問・文化・芸術

Tag:美術・彫刻・絵画  Trackback:0 comment:4 

Comment

azam URL|
#- 2007.12.13 Thu19:18
銀さんの木彫に似ていると感じました。
不安定でフワフワしている所が実に不思議でなんだかSFの世界みたいです。
この中で何があったのでしょうか?
銀 URL|azam様
#- 2007.12.13 Thu21:48
自分の木彫に似ているなんて嬉しいす!

azam様のコメントで気づいたのですが、そうですね。不安定ですよね。
記事でも書いたのですが、石で作るべきでないものを石で作っているからと自分は解釈しているのですが、、、、

非常によく残っているのは、14年で放棄されてしまって、侵略を受けなかったからという話を聞きました。
ほんとに、中で何をやっていたんでしょうね。
ひ、、、 URL|
#- 2007.12.20 Thu17:08
かの磯崎新氏が古今東西の建築96選に選んでいます。(絵画も10点ほど入っていますが。A+U7201号)72年頃の雑誌、都市住宅の表紙+コラムにもとりあげていました。(探したがみつからない。)「マニエリズムの相の下で」という氏の連載ものです。そのなかでも確か「浮遊感」が云々、、、赤いインド砂岩が強烈で、。福岡相互銀行の外壁に使った、、といった説明がされていたかと、思います。
実際にはみていないのですが、木造ふうのうえにドームがぽんぽんと、、なんがぎくしゃくしているような、、ちからわざで纏めてあるのでそうでもないような、、なんか見る側の引き出しを覗き込まれているようなかんじになりますね。実際の風景のなかでみたらすんなりはいってくるのか、、やはり奇妙な魅力なのかどうか、、。
銀 URL|ひ、、、 様
#- 2007.12.20 Thu23:06
もし、建築に詳しい旅のお方、弊窯のお立ち寄りいただきありがとうございました。
その上、鋭いコメントまで、、、、

さて、銀が思いますに、ファテープルシークリーは16cのものにしては、あまりにいろんなことをやりすぎているかと思います。そして、また実現しているようにもある意味見えます。それは、古代建築並みかと、、、
しかし、井の中の蛙たる小さな銀には、そんなことは天に唾する行為に思えてなりません。
どこかで天罰が下るというか、割を食わない訳にはいかないと思ってしまいます。
で、その罰として、多分本物は、インドの台地の中でギクシャクした箱庭にしか見えないという貧相さを持っているのではないかと想像するのですが、島国根性的発想でしょうか。。。。
そして、多くを欲して、多くを失うというのは、芸術の持っている最高のドラマであると。。。。
旅のお方のせっかくのコメントに、訳の分からぬ思い込み的お答えを申し上げてしまいました。これに懲りずにまたのおいでをお待ち申し上げております。
旅の安全を祈念いたしております。


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ぎんよう

Author:ぎんよう
彫刻家でもある鈴木厚が磁器を中心に器を制作しています。

我が家の掃除機の塵の放射性物質
Cs137:641Bq/kg(検出下限39.7)
Cs134:211Bq/kg(検出下限19.3)
Cs合計:852Bq/kg(検出下限58.0)
採取時期:2014/1月~2014/3月

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