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鈴木厚陶磁器展終了

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青磁鉢外観と見込み

昨日は個展の最終日でだったのだが、思いがけず、よく陶芸を知っているお客さんに轆轤が上手いと褒めて頂いて嬉しかったたのだが、ちょっと前まで木を彫っていた人間とすると苦手意識もあるので、うーん、下手だから時間を掛けて挽いているからね~ぐらいのことを答えておいたのだが、いろいろ考えているうちにちょっと思いついた。
要するに私は「紋様命」じゃないですか、そうすると、轆轤で何かを表現しようとか個性を出そうとはほとんど考えていない。
普通にきれいな、神経の通った形ならそれで良いぐらいの感じで、時間だけはかなり掛けて挽いている。
やっぱり、使いやすいに越したことはないし、所謂、雑器の要素がある方が、却って、かつて彫刻や絵画が表現したような豊かな模様が載りやすいと思っている節もある。
しかし考えてみると、それって案外陶芸家と呼ばれるような人の仕事では珍しいのかもしれないと思い当たった。
みんな、ゴタゴタした模様など付けずシンプルにスッキリとまとめる、
そうなると、やはり轆轤で表現することにウェートが掛かってくるというか、どこにでもあるような、鉢なら、口辺がちょっと反って高台が小さからず大きからずみたいには挽かず、と言うか飽きたらず、形の方をちょっと変わったバランスにすることが多い。
モダンだったり、アバンギャルドだったり、桃山陶風だったり、勿論、中には素晴らしい挽き手もいる。
その微妙な違いで、激しく競争している作家もの陶芸業界だからこそ、学食のプラスチック丼を、多少高台を小さくして丁寧に手作りしたような形(勿論、模様と不可分なのだが)が却って新鮮に見えることもあるのかもしれないと思いあたった。ある意味、轆轤に関しては肩の力抜けている。手前味噌ですが。
しかし、ときどき、模様が奇抜な割には形が平凡、彫刻家ならもっと面白い形が出来るはずとおしかりを受けたりもする。

そんなこんなで、陶芸家としての初個展が終了いたしました。
遠いところお越し頂きお求め頂いたお客様、ご予約のお客様、企画の曜燿様に心より御礼申し上げます。

鈴木厚拝




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テーマ : 陶芸
ジャンル : 学問・文化・芸術

Tag:陶磁器  comment:6 

Comment

カデンツァ URL|
#- 2011.11.29 Tue16:04
お疲れ様でした!制作から個展終了までは、長く感じられることでしょうね。

写真の器のフォルム、一目見てとても美しい線だなあ!と思いました。

ちょっと話が飛びますが、ピアノの場合、たいていの人はまずは器用な右手より左手の方が使い方が素直です。
不器用な左手はできることしかやれませんが、
器用な右手には余分な力が入って、無意識にいらない癖がついたりします。

長所短所がバランス取って自由に使えるようになるのにかなりの修行が必要なのは、
どの分野でも同じなのかな、と読ませていただきながら思いました。

引き続き、次のイベントですね。体調にお気をつけて、ご盛会をお祈りします!
ぎんよう URL|カデンツァさま
#F.S2sd/w Edit  2011.11.29 Tue18:59
ありがとうございます。
昨日はなんだか、ふさぎ込んでいましたが、今日、搬入してみたら意外と元気です。終わるまで精神安定剤が離せずこりゃちょっと参っているなと思っていたのですが、案外頑丈というか鈍いというかですね。
> ちょっと話が飛びますが、ピアノの場合、たいていの人はまずは器用な右手より左手の方が使い方が素直です。
> 不器用な左手はできることしかやれませんが、
> 器用な右手には余分な力が入って、無意識にいらない癖がついたりします。
なるほど。面白い話ですね。轆轤は幼い頃から修行したわけでないので、ただ、必死なところ確かにあります。
そう言えば、褒めてくださったその方も、紋様に関しては好き嫌いあるだろうがと言う前置きがありました。

ちょっと関係無いのですが、右手左手で思い出したのですが、轆轤の回転時計回りなのは、日本だけらしいですね。右回転だと、水挽きの際、右利きなら利き手の右手が器の中に入り、ひだりてが外につきます。
いろいろな場合が考えられて一概に言えない気もしますが、器の内側の造形をまず第一に考えた回転なのかなと思ったりしています。内側の形に合わせて、外側を作るような。左回転だと右手が外に出ますから外観をまず第一に考えると言うことではないかと。

それでは、少し楽になりましたので来月の演奏スケジュールを教えてください。
どうぞ、風邪などひかれぬよう。
マイマイ URL|
#ACiYtQpQ Edit  2011.11.30 Wed07:54
お疲れさまでした。
とうとううかがえなくて申し訳ない。次の機会には
ぜひと思っています。
ぎんよう URL|まいまいさま
#F.S2sd/w Edit  2011.11.30 Wed08:58
どうもわざわざありがとうございます。お忙しそうですね。
しょっちゅうやってますので、ご都合のよい時においで下さい。来年春も個展あります。
カデンツァ URL|
#- 2011.12.01 Thu09:19
>終わるまで精神安定剤が離せずこりゃちょっと参っているなと思っていたのですが
 制作が終わっていても、個展となるとそれほど緊張するものなのでしょうか。
 いろいろな方が観にいらして、皆さんと会話をするのもワクワクドキドキでしょうね。お疲れ様でした。

>轆轤の回転時計回りなのは、日本だけらしいですね。
 それは、全く知りませんでした。おもしろいお話ですね。右利き左利きで個人によってもちがうのでしょうか。

12月の演奏は、明日2日と6日に市庁舎でクラリネットとソプラノの伴奏があり、10・16日は自宅にて、11日にはアートフォーラムあざみ野でソプラノの伴奏があります。いずれも演奏する側としては気が抜けませんが、聴かれる方にはあっという間の催しです。お気遣いありがとうございます。

今年震災直後にあざみ野で演奏しましたが、来年もなぜか3/11に予定があります。ヴァイオリンの方とですが、こちらは少し力の入ったプログラムになるかもしれません。またご案内しますね。


ぎんよう URL|左回転
#F.S2sd/w Edit  2011.12.01 Thu17:55
カデンツァさま
個展最中はもちろん、緊張もありますが、えーと、喜びと罪悪感と孤独感といういろいろな感情がボコボコと泡だつ感じですね。小学校の行動の記録では情緒の安定がよくcになっていました。

轆轤は、最近は左利きの人は多分左回りでやるでしょう。それから、ヨーロッパで修行してきた人もいてそういう人も左回りの人がいると言います。電気轆轤は反回転も出来るようになっています。
わたしは、削りと言って生乾きの時に伏せた形で高台を削り出す轆轤は左回転です。自分だけかと思っていましたら、有田のマイミクさんも左回りとのことでした。磁器の場合、高台まわりだけでなく口辺のあたりまで旋盤のように削ることが多いためと思います。右手に刃物を持って。
コンサート鑑賞の打ち合わせはメールにて。
求む!トーカツ枠。
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ぎんよう

Author:ぎんよう
彫刻家でもある鈴木厚が磁器を中心に器を制作しています。

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