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大倉集古館に行った。

大倉集古館というのに行ってきました。
エリート風の西洋人が道を往来し、ちょと古びた豪華なホテル、ホテルオークラの正面で、機動隊みたいな警官が警備している庭園は調べたらアメリカ大使館公邸、なにやら奇蹟の例をたくさん書いたパネルの張り出してある、オークラと似たデザインの神霊教東京本部・奇蹟>>>の殿堂などに囲まれた、ハイソかつ摩訶不思議なロケーションで、集古館も、中国風の近代建築で、階段手すりの狛犬など細部は良い出来だったが、全体的にはカンフー映画の舞台みたいな所でした。

outline_img04.jpg

展示物は、庭の朝鮮高麗時代、李朝の石造美術群(併合時代の一九一八年請来の利川石塔は韓国からの返還要求かあるらしい。権柄ずくでごっそり持ってきたのか。韓国側の無理筋なのか。自分には、当時の事情も、国際法も全く分からないのだが、全くもって憂鬱な話だ。地震でダメージがあり、足場とシートにくるまれていた。>>>詳細)と、館内の北魏仏如来立像は、予想通り凄く良かったですが、まあ、良いに決まっているもので特筆しませんが、小生的には、中国明代の仏像が面白かったです。
明如来
デジカメ持っていなかったし、図書館の美術全集を探しても明代の彫刻はまず皆無で見つからないので、ネット上のどなたかのを頂戴しました。>>>>>
まあ、名作とは言えないかもしれませんが、なにか、独特のユーモアがあって、自分の分をよくわきまえているような表現でした。時代が下って古代人のように堂々とは、どうしたって出来ない。
多分、この時代の仏像はゴテゴテと装飾過剰なばかりで酷いものも多いと思います。
その中から、良いものを見つけ出す大倉氏の鑑賞眼はなかなかと思いました。
品の良い名品を見つける目利きは今でも大勢いますが、ゲテモノでありつつの名品を見分ける目利きは、今は、ほとんどいないのでは、と思います。
扁平な胸から乳首のいきなり出ている感じは、じいさんの胸みたいで、侘びしくて可笑しい。
作者は面白がって作っていると思います。
660eb5744020091049339dbd6380b2d3-1.jpg

これは、左膝に関東大震災時の火災で欠損があると言うが、修復されているようでよく分からなかった。

スキャン 1
こういうのもあった。これは美術全集にあった別のものだがよく似ている。こっちの方が少し良い気がする。
韋駄天像、ブロンズ、一六〇六年 京都の鞍馬寺蔵

大倉父子の来歴、集古館の来歴はこちら。
大倉集古館概要

なお、息子の、ホテルオークラ創業者の大倉喜七郎氏は、フルートのキーシステムに尺八の歌口をつけた、縦型のフルートを考案したことでも有名。称してオークラロ。和洋折衷の理想を実現?
なんでも、演奏中、縦型故に、下から、結露がドンドン流れ落ちてくる。そこで、それを受ける缶ををフルートの下にブラブラ吊る下げて演奏したとかだが、フルートの名人、マルセル・モイーズが大倉氏本人が面前で演奏するのを見て大爆笑した話はフルート界でちょっと有名な話。
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テーマ : 絵画・美術
ジャンル : 学問・文化・芸術

Tag:美術・彫刻・絵画  Trackback:0 comment:2 

Comment

マイマイ URL|Re:大倉集古館に行った。
#ACiYtQpQ Edit  2011.07.17 Sun06:46
面白そうな博物館ですね。建物の感じがすでに
アメリカ映画?って感じかな。
銀 URL|Re: Re:大倉集古館に行った。
#Yx4q6d1M Edit  2011.07.17 Sun11:22
マイマイどの
溜池山王降りて、桜坂という坂を上って、キレイに手入れされたお寺、神道系の新興宗教のビル、アメリカ大使館公邸の横を通って、レトロなホテルオークラの前の美術館に着きます。なんだか、日本の歴史の縮図なんだか、権力や富の縮図なんだかよく分かりませんが、なんだか、物凄いものを感じました。陰鬱。。。
しかし、その中で、良い美術品というのは、あるいは搾取的に持ってきたのかもしれませんが、やはり、平凡な言い方ですが、いろいろの軋轢の歴史を超えるというか、やはり、陽気というか、何か、風通しの良いものがあっていて救いでした。
しかし、あれですね、日本的な一般的美的基準での、文化財保護からすると、明代の彫刻など、それほど、重きを置かれない印象がありますが、やはり、もっと大切にしないと、中国に失礼というか、昔の立派な中国の職人やお施主さんが、草葉の陰で泣いているような気がします。
>建物の感じがすでに
アメリカ映画?って感じかな。
おっしゃるように、なんだか、作り物っぽいと言うか映画の大道具みたいな所あるかもしれませんね。
施工の職人の技量が高いのでしょう、細部は良くできているだけに、そのインチキ臭さがユーモアになるような、設計がもう少し頑張れば。。。。
まあ、いろいろ含めて非常に面白かったです。
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彫刻家でもある鈴木厚が磁器を中心に器を制作しています。

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