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人生は短いが、作品は出来た。近況報告です。

「夏休みは短い、したがって人生も短い」
これは、畏友ほ*き*が高校生の夏に言った名言である。

げに、50過ぎて、一生は短いだろうなと毎日思うようになったが、ことに30代40代は本当に早くて一瞬で、気絶していて気がついたら40になっていた、50過ぎていたという感じだ

しかし、30になる前はこれほど早くなかった気がするのだ。
が、この頃その原因で思い当たるところがあったので書かせていただきます。
要するに、30代以降は記憶力が弱まって、あったことや、その感覚を覚えていないから過ぎた人生がスカスカで早く感じるのではないだろうか。
例えば、仕事をさぼって昼寝をするとすると、寝付き際が非常に気持ちいいが、その時に思い出すのは、子供のころに夏休みに昼寝したことだったりする。
30代で気持良かったりのことはまず思い出さない。
ということは、ますます記憶力が衰える50代、60代はもっと早く過ぎるだろうと言うことだ。
加えて、若いころの記憶ばかりつまった頭で身体は衰えるというのは相当辛いだろう。

そんなことをつらつら考えている今日この頃ですが、作品がとりあえず出来るのは嬉しいことです。
それと、ものを覚えていく期間というのは割合時間が緩慢に進むのか、焼き物を始めてからは多少早さにブレーキがかかった気はしています。
まあ、もう少し時間が経ってみればやっぱりあっと言う間だったという気になるのでしょうが。。。
前置きが長くなりましたが、デパートのグループ展、陶器市のための今秋初めての窯出し。18日夜。

今回は釉下彩が大作で、大作で本気になるとやっぱりシンプルでは自分にはどうしても完結できず、非常に広い範囲に線や点が絡まり密集して結局ベッタリと絵の具をのせることになったが、
そうなると、ちょっと釉が厚いと、高温で熔融した釉が土埃の上に落ちた水滴みたいに玉になって固まって釉のかかっていないところや穴が出来るだろうし、(特に点の集積のところが絵の具が厚くなりやすく危険)あまり薄くてもみすぼらしいしだろうし、
木灰の入っている陶石の染めつけカップ・ソーサーの透明釉も薄いと茶色くなるし厚いと釉が剥げやすいので全てに於いて釉掛けに非常に神経を使います。
昨晩開いた窯は安心な小品とサンプルで様子を見てクライマックスは一週間後の次の窯です。

以下、窯出しした小品。

釉下彩中鉢
IMG_2280.jpg
IMG_2231.jpg

染めつけ飯碗
IMG_2257.jpgIMG_2252.jpg
模様の中に風景のようなものを書けたのは嬉しかった。

染めつけ茶碗
IMG_2247.jpg


染めつけ酒盃
IMG_2271.jpgIMG_2268.jpg
小さいお家がある世界図。になったらいいナー

染めつけ小瓶子
IMG_2238.jpg
IMG_2243.jpg
写真が上手く撮れなかったのですが、これは割合気に入っています。

染めつけ湯呑み
IMG_2242.jpg
木灰と石灰両方入っている透明釉。
自分にしては、シンプル。安く提供させていただきます。

染めつけ飯碗
IMG_2240.jpg
風景は昭和の風景がやっぱり出ます。

染めつけ角皿
IMG_2232.jpg
前の窯では角皿がドンドン行けたのですが、今回は調子が出るまで何点か煮え切らないのができて、少しやり方を変えてやっと面白くなってきた感じの仕事。
1回焼いてしまって結果を見てしまうと随分と描く自分が変わる気がします。


本日は、染めつけのやや大きいものの釉掛け、釉下彩大皿(製品で45cmぐらい)、大鉢、ティーポットの施釉の準備をしていました。
明日、何も描いていない素焼きの大皿で予行演習してから釉掛けしようと思っています。
青磁はまた後ほどアップします。
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ジャンル : 学問・文化・芸術

Tag:陶磁器  Trackback:0 comment:4 

Comment

江戸川台のきょん URL|あ、ゾウは ミクらないか
#pYnNxVVQ Edit  2009.09.21 Mon10:23
まあね

 これにはいろいろ、原因を考えることができて、そうだな、歳を重ねると、確かに記憶力は衰えてくるかもしれないけど、知識、経験は蓄積されてきて、情報が入った時の判断、まあ処理力とでもいうべきものが上がるでしょう。 若い時なら、うーん、これはどうしたものか、どうすればいいのか逡巡するけど、今や”一瞬にしてどうすればいいか分かる”なんて。

 でも、これだと、は”絶対時間”に比べて自分の相対時間(時計、あるいは”クロック”)が速くなるとなって、時間の歩みは”遅く”なるのかいな?

 それはそれ。 ここで、”人生の長さ”で話題にすべきは、”時間の歩み”じゃなくて、人生で残された時間だよな。 オレも考えるよ。”生命”として、でなく、感覚器などが健全で”人間”として生きているのは、まあ、人によって違うだろうけど、70才くらいかね、あと20年。 大分弱ってきたけど、目がちゃんと見えたり、耳がはっきり聞こえたりするのは。

 ピカソ、シャガール、ダリ、90過ぎまで生き、しかも殆どなくなる日まで画家であり続けたような芸術家もいるけど例外だろう。

 まあ、実際には上に書いたこととは逆に、時間が経つのはどんどん速く感じられ、残りの人生は短くなる。どうすればと、あれもこれも、とあせることもあるだろうし、逆にゾウやライオンみたいに、悠々としているのもいいかもな。

 ゾウは本当に死ぬ直前には自分で墓場に向かうんだっけ? それまでは毎日、食べ、寝、そしてミクって、あ、ゾウはミクらないか。 まあ、それを除けば似たように過ごすのもいいかも。
銀 URL|Re: あ、ゾウは ミクらないか
#F.S2sd/w Edit  2009.09.21 Mon17:48
まあ、なんで年をとると時間が早く過ぎるのかは、よく分かりませんね。
いつか新聞に、自分の能力に過大評価している人が多く、あまりに多くのことをやろうとするから慢性的に時間に追われ早く過ぎるというのを聞いたことがあります。

>ピカソ、シャガール、ダリ、
20c以降のえらい人では、どうも晩年の仕事に興味を持てる人が少ないのですが、自分は例外的にバルテュス、柳原義達先生、熊田チカボさんは豊穣な大往生で尊敬しています。
心情的には、夭折の人が好きですね。
江戸川台のきょん URL|そこだけは、空が広がってホッとしていたりして
#pYnNxVVQ Edit  2009.09.27 Sun20:51
 さて、なかなか力のこもった作品ばかりとお見受けしたけど、先般、取手の”屋台”でだっけ? 「下描きなんか描いたら滅入っちゃう」みたいなこと言わなかったっけ。

 実物をみていないので、全体の大きさも線の密度も、何とも分からないのだが、この”これでもか”と言わんばかりに稠密に並ぶ、小器官、繊毛、ゴルジ体の積み重なりは、時として観る者を、息詰まらせたりはしないのかな。

 「模様の中に風景のようなもの」は、そこだけは、空が広がってホッとしていたりして。 「小さなお家が何軒か並ぶ世界図」も、石油の鉱床ではあるまいし、そんなに”地下深く”なくてもいいような気がする。

 「ご自分としてはシンプル」で”安くご提供して下さる”おつもりの、染付け湯呑み、みたいなのが、隣に転がるミカンだか、”梨”とケンカすることなく、静かにお茶が冷める、ゆったりした休日のこたつ台上を演出したりして!
銀 URL|Re: そこだけは、空が広がってホッとしていたりして
#F.S2sd/w Edit  2009.09.27 Sun21:13
>時として観る者を、息詰まらせたりはしないのかな。
>そんなに”地下深く”なくてもいいような気がする。

おっしゃるとおり!
だから、私は人気者になれないのさ。
それでもやりたいことはやりたい。というか、作品がやりたいことをさせてあげたいという感じですね。

>  隣に転がるミカンだか、”梨”とケンカすることなく、静かにお茶が冷める、ゆったりした休日のこたつ台上を演出したりして!

よくおわかりで。
それなら、高く買ってくださいな(笑)
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Author:ぎんよう
彫刻家でもある鈴木厚が磁器を中心に器を制作しています。

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