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色彩表現

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最近、色を使った模様をやっている。
この上に透明釉を掛けて本焼成するのですが、どういう発色をするのかよく分からないので、写真を撮っておいた。
この絵の具は染め付け用の絵の具である呉須(ゴス)でお世話になっているK絵の具店製ですが始めて使った。
所謂、釉下彩=下絵付けで、素焼き素地(磁器土を800度ほどで焼いたもの、釉を掛けて1280度ほどの本焼成をして製品に仕上げる)に描く。
これから本焼成ですが、焼き上がりを見て、釉を掛けて本焼成した後に描きもう一度低温で焼き付ける上絵付けを始めるか、染め付けと同じ感覚で出来る釉下彩を続けるかを決めようと思います。

色を使うと、自分にしては割合シンプルになるのが不思議です。
私は、染め付けや彫刻など、モノトーンの技法でやると、いろいろ細部が細かく入り組んだものをやりたくなるようです。

そういえば、昔二〇代に、油絵で100号もある大きな絵をかいていましたが、その頃は、出来上がるときは、画面にあった余計な部分を塗りつぶして、要素を絞って出来あがる事が多かった。
日本画家の母によく「前の方(いろいろゴタゴタ画面にあったときの方が)複雑で面白かった」と言われていましたが、自分は「チョンモリまとまっているのが好きなんだ」と意に介さなかった。あまりにとりとめなく見えた当時の現代美術への反感もあったと思う。

二〇代の油彩をいくつか。
今見ると、あまりに無防備で素人臭く、全然評価されなかった理由がよく分かって痛い。

「何かつかんだな」と思うと、何か貧乏くさくなるというか、華麗なところが一つもなくなることを宿命のように思っていた記憶がある。

現在もあまり変わっていない気がする。

「海辺の犬」2m60cm×2m油彩、キャンバス
海辺の犬

「バカ息子」2m50cm×180cm油彩、合板
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「ゆーことゴムの木」100号S 油彩、キャンバス
Image-772A4348B9FD11D8-2.jpg

「ママしむら」100号F 油彩、キャンバス
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「人垣」大体2m×80cm 油彩、キャンバス
Image-772A515AB9FD11D8_20090406121115.jpg



下の2点は優れた美術家でもある友人二人が買ってくれた作品です。
随分昔ですが、ありがとう。とっても勇気がでました。
あんな大きい絵を借家で持っているだけで大変ですよね。

亜欧堂田善 約180c×1m 油彩 変形キャンバス
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君子 100号F 油彩、キャンバス
きみこ



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テーマ : 陶芸
ジャンル : 学問・文化・芸術

Tag:陶磁器  Trackback:0 comment:21 

Comment

洒落陶 URL|
#- 2009.04.06 Mon16:43
なるほど、余計な部分を塗りつぶした表現。
それだけ、ストレートで見やすい画面になっていますね。
亜欧堂田善、アイデアと画面構成が面白いですね。
私は過去に一度だけ、50号の油絵を買ってもらった経験が
あります。焼き物を有田で勉強を始めた時期だったので、貴重な
収入でした。K絵の具店、ほんの偶に利用します。
私の水彩も20歳のころの作品です。
元窯 URL|
#- 2009.04.06 Mon18:32
「海辺の犬」
1000拍手です


焼き物の絵もカラフルで良いですね
凄いもんだ
銀 URL|洒落陶さま
#F.S2sd/w Edit  2009.04.06 Mon21:26
ご無沙汰いたしております。
バタバタ忙しかった上に、どうもだんだん死んだ母親に似て来て、鬱的になってしまっていて。。。。

若い時分の絵を丁寧にご覧頂きありがとうございます。

「亜欧堂田善」はずっと以前ですがこのブログでも紹介した亜欧堂田善という幕末の洋風画家へのオマージュのつもりで着けた題名です。
実に愉しそうに遠近法を使うのですが、和洋折衷のあか抜けないところに親近感があって好きでした。

洒落陶さんの水彩も興味深く拝見しました。
自分の絵も今自分の焼き物に通じて味が濃いと言うかしつこいと思うのですが、洒落陶さんの水彩画は今の焼き物に通じてスッキリと抜けが良くてキレイな絵と思いました。

絵や彫刻は売れると大きいので助かりますが、最近では悲しいくらい売れないみたいですね。
用途の無いものを買う心理は余裕とともにしか生まれないと言うことでしょうか。

岸川絵の具やさんは、時々電話してしつこくいろいろ質問するのですが、陶磁器材料店によくある「使ってみて確かめてください」という対応でなく、初歩的質問にも出来るだけ言葉にして説明してくれるので元気が出ます。
どっちにしろ焼いてみないと分からないとは思うのですが。。


銀 URL|元窯師匠
#F.S2sd/w Edit  2009.04.06 Mon21:38
ありがとうございます!

海辺の犬に拍手いただけるなんて!

色つきの模様は、この頃染め付けがあまりに込み入ってきてしまって、まとめるのに物凄い体力と気力がいるようになってきてしまったので、幾らか軽くなってホッとしております。

家の母親の絵にもにているのですが、母親はかなり色彩には自信を持っていたのですが、小生は一応夜見る夢はカラーなものの、4色以上使うとどうも支離滅裂になってくるので、少ない色数しか使えません。
だんだん、鬱的になってきているし、母親に似てきて困ったものです(笑)

ところでご長男も絵付けをしたらすごいのができるのではないでしょうか?
元窯 URL|
#- 2009.04.06 Mon22:20
あーーーーーーーいいかも
あの長男の絵付けかーーー

今度誘ってみます

それからお体きいつけてーや
ほんまやでー
C橋 URL|
#- 2009.04.06 Mon23:04
素人の感想ですが、器の模様は不思議な感じがしますね。
素敵です。
上手く言えないけど、色合いも魅かれるなあ…v-218
銀 URL|元窯師匠
#F.S2sd/w Edit  2009.04.07 Tue08:06
再びのコメントありがとうございます。

ご長男、ホントに不思議ですね。
いきなり、20cの初頭の前衛芸術家みたいになれるんですものね。
何か持っていますね。

私も、身体に気を付けます。

師匠も呑みすぎないよう。


銀 URL|c 橋様
#F.S2sd/w Edit  2009.04.07 Tue08:24
ありがとうございます。
元気が出ます!

色はつい目の前の発色で考えてしまうのですが、これから、石灰と石英と長石とカオリン(白い粘土)で出来た釉薬をかけて、1300度近くで焼くとどんな色になるか分からないので恐怖です。

ところで、もう少しで娘さん入学式ですね。
お父さんがんっばって!

私も頑張る。
元窯 URL|
#- 2009.04.07 Tue10:01
私の休肝日は週5日となってます

夜は小物を作ったり 宮部みゆきさんの本をドドーっと読んでます
昨日は龍は眠るを読み終えました おもしれえやv-150

タバコもやめる事にしました
在庫が5個有るのでそれでおしまいにしますv-40

「ゆーことゴムの木」100号も不気味不思議的で拍手1000です
銀さんの絵はストーリーが感じられ私も短編のsfを書いてみたくなりました



洒落陶 URL|
#- 2009.04.07 Tue10:41
人物ではバカ息子がいいですね。私の水彩も一種の自画像ですが、
題名をつけるとしたら、バカ息子かもしれません。
muko URL|絵
#pSJ6Fihk Edit  2009.04.07 Tue13:40
とても懐かしいです。
今描こうと思ってもかけませんよね。
江戸川台のきょん URL|コワいほどです。
#pYnNxVVQ Edit  2009.04.07 Tue15:03
相も変わらずセキララですね、バカ息子。 コワいほどです。
番屋の丁稚 URL|鑑賞させていただきました
#- 2009.04.07 Tue18:33
銀さんの原点を見るような油彩画ですね。大好きです。「バカ息子」は、ひとりの人間に潜む天使と悪魔両極のメタファーなのでしょうか?

「何かつかんだと思うと……」そういう批判的な文脈の中で、銀さんはご自分をずっと磨き続けてきたのですね。尊敬します。

焼き物の絵は、これまた何ともエロチックでいいです~銀さんの図案は、初めて見たときから「生命の複雑な神秘」を私は感じています。
銀 URL|元窯師匠
#F.S2sd/w Edit  2009.04.07 Tue22:22
私もお酒は美味しいのだけたまに。。。
タバコは完全禁煙中です。
でも、陶器市で毎年。。。。
今年は師匠と一緒に我慢します。

宮部みゆきさん面白ですよね。
最新作は読まれましたか。

>ゆーことゴムの木」100号も不気味不思議的で拍手1000です
銀さんの絵はストーリーが感じられ私も短編のsfを書いてみたくなりました

ユーコとゴムの木まで拍手いただき光栄です!
ちなみにユーコは家のユーコさんでなくて、学生時代のちょっとした知り合いです。
全く彼女との間にストーリーはなかったのですが、絵の中のストーリーとモデルとのストーリーは別物ですからとっても嬉しいです。
銀 URL|洒落陶様
#F.S2sd/w Edit  2009.04.07 Tue22:28
> 人物ではバカ息子がいいですね。私の水彩も一種の自画像ですが、
> 題名をつけるとしたら、バカ息子かもしれません。

再びのコメントありがとうございます。
洒落陶さんの水彩画も「バカ息子」ですか!
描いた当時、父の下彫り工をしていて、世の中からバカ息子と言われているような気がしていました。
描いているときはただ夢中でそんなことは考えていなくて、出来上がってからそう言う題名にしたのですが。。。
銀 URL|muko様
#F.S2sd/w Edit  2009.04.07 Tue22:34
> とても懐かしいです。

そうですね、mukoさんとは長い長いお付き合いになりましたね。
これからも、最後までよろしくお願いします。

> 今描こうと思ってもかけませんよね。

そうですね、体力、気力、時間がないですね。
でも、良くも悪くも何だかださくて不器用に見えるところは今でも同じだなー自分では思っています。
自分自身は、結構器用であると思ってはいるのですが。。。
銀 URL|きょん様
#- 2009.04.07 Tue22:35
> 相も変わらずセキララですね、バカ息子。 コワいほどです。

あはは、お恥ずかしい限りです。
銀 URL|番屋の丁稚 さま
#F.S2sd/w Edit  2009.04.07 Tue22:59
> 銀さんの原点を見るような油彩画ですね。大好きです。

ありがとうございます。とっても嬉しいです!

>「バカ息子」は、ひとりの人間に潜む天使と悪魔両極のメタファーなのでしょうか?

うーん、昔のことで忘れてしまったのですが、描いているときは割と形とか色とか技術的な事を気にしていることが多いのですが、やはり、なにか善悪で割り切れない、悪魔的でもあり天使のようでもある人間というようなものは表現したいです。

> 「何かつかんだと思うと……」そういう批判的な文脈の中で、銀さんはご自分をずっと磨き続けてきたのですね。尊敬します。

いや、お恥ずかしい。でも光栄です。
自分は割と自分に甘い方だと思っているのですが、ただあまりに謙虚になっているときも却ってうまくいかないことに慣れてしまっていけない気もします。
自分に厳しいというのも難しいですよね。

> 焼き物の絵は、これまた何ともエロチックでいいです~銀さんの図案は、初めて見たときから「生命の複雑な神秘」を私は感じています。

ありがとうございます!
ご期待に添えるよう、元気出して頑張ります!
好意的コメントで大変元気が出ました。

ところで、最近youtubeでLisa Batiashvili と言うグルジアの女流バイオリニストを聴いているのですが、大物のような気がするのですがいかがでしょう。
機会があったら聴いてみてください。
銀 URL|きょん様 補遺
#F.S2sd/w Edit  2009.04.08 Wed11:14
赤裸々というのは、自分としてはほとんど心情を告白するような所はなくて、クールに仕事をしているつもりでしたが、後から見ると、妙なところに力が入ってギクシャクしたところが、恥ずかしいですね。生で。

自分としてはそれがないと、良いものも出てこないように絵を描いているころは思っていた。
今も少しそう思っています。

gizankatoh URL|はじめまして。
#- 2009.04.23 Thu15:31
はじめまして。様々な表現をされてるんですね。現在は彫刻作品は制作されていないのですか?定期的に個展など発表されてるんでしょうか?
銀 URL|gizankatohさま
#F.S2sd/w Edit  2009.04.23 Thu20:37
いらっしゃいませ。
そうですね、この頃は器中心ですね。
彫刻もやりたいのですが、時間がないし、器だと案外ヘビーな表現が出やすいと自分では思っています。
それで、彫刻や絵画でなくては自分を表現仕切れないという思いは今のところ無いです。
でも、器は生活のためでもありますから、あんまりやるとやっぱり売れづらくなり困りますね。

彫刻だと却って、自分の全体重を掛けるような感じになるまで苦労があります。
いったん何かをつかんだ感じになると、破壊力ある表現は出来る感じはしますが。。。

個展などは今は、器を始めて間もないので、どういう形が良いのか分からず、今のところは、誘ってくださるところで店開きをするという感じでおります。

それでは、今後とも当ブログをよろしくお願い申し上げます。
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プロフィール

ぎんよう

Author:ぎんよう
彫刻家でもある鈴木厚が磁器を中心に器を制作しています。

我が家の掃除機の塵の放射性物質
Cs137:641Bq/kg(検出下限39.7)
Cs134:211Bq/kg(検出下限19.3)
Cs合計:852Bq/kg(検出下限58.0)
採取時期:2014/1月~2014/3月

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