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新しい電話機を買った。工業デザインのおもしろさについて

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新しい電話を買ってきた。

古い電話の子機の充電が出来なくなり、ケーズ電気の修理コーナーにもっていくと、「新しい充電池に変えてみなければ故障かどうか分からない、充電池は1100円で、もしダメでも、返品できない」と言われた。
充電器ももっていったので、その場で実験してみると、要充電の電池マークが充電器に入れてもなくならず故障と判明。
対応の、オネーサンからおばさんに成り立てぐらいのやせたAV女優タイプのオネーサンは「最初に1100円かかると言いましたよね、」
思わず、「エーッ」と言うと、「まあ今回は良いです」と、無料になった。
なんだか、凄くサービスしてもらった気がして、「どうもありがとうございます。お宅で買うからね」と言って、その日にケー図電気で購入してきてしまったわけである。
子機一台付きで6780円だったかな。
修理は8000円ぐらいかかりそう、子機を新調してもそれ以上かかるということなので。
その場に検査用の充電池を用意しておけば済む話なのに、気が弱いというかお人好しの自分は、買った袋をわざわざオネーサンに見せに行って、笑顔満面のAVオネーサンの顔をみて、「良いことしたなー」と嬉しくなったのである。
で、買ったのがこれでパイオニア製。
同じ値段で、サンヨーの白いオシャレなのもあったがこっちの方が地味だが生き生きしたデザインの気がしてこれにした。小生には、字などがオヨオヨ踊って喜ばしく見える。微妙に青みを帯びているのだ。さりげなく奥行きがあるんだなー


ついでに、当家の工業製品をいくつか。
これは、この取手に引っ越してくるときに、内装の設計を高校同級生であるところの鬼才
建築家s君にお願いしたが、その時に入れたシステムキッチン。琺瑯のタカラ製。
内装全体は、住みやすく温かなイメージで満足している。

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最初、名前は忘れたが、S君に「気後れすんなよ」とか言われて青山だか表参道だかの高級システムキッチンメーカーの金かかっていそうなショウルームにつれられていったが、良いのは100万単位で物凄く高く、買えそうなのは非常に手抜き感があった。
要するに、シンプルで大胆なデザインはそれだけで難しい上に、素材が良くないとみすぼらしくなると言うことだと思う。
仕方がないので地元の、リンナイとかセキスイとか普通の水回り製品会社のショールームを回り始めた。
それで、小生のハートをゲットしたのがこれ。
タカラのほとんど最低グレードの製品である。
最初はもう少し高いやつにしようとしていたが、こっちの方が味わいがある気がして、段々予算も厳しくなってこれになった。
S君は一応一緒にショールームには来てくれたが、「最初にいったメーカーでなければどれもゴタゴタで全部一緒だ、好きなのを勝手に選んでくれ、それともオレが設計するか?」と興味なさそうであった。
しかし、施工の**企画のKさんには「普通は、見ているうちに段々高いのに結局してしまうのだが、鈴木さんみたいに段々安いのにしても嬉しそうな人は珍しい」と変な感心されかたをした。
しかし、こうしてみると、やっぱり安普請ではある。

作り手としての自分は極端を好む作家であり、アーティストとしては、S君の言うことは分かりすぎるほど分かるのだが、こういったシンプルでもなくデコラティブでもない、常識的な線で勝負する安価な工業製品のデザインの面白さにも気づいたのは、某オーディオメーカーのデザイン室に顧問(親会社系役員の御紹介により世間知らずのマイナー彫刻家からいきなりなってしまった)として嘱託で勤めていた時代(2年でクビ)からだ。
最初は、何して良いか分からず「皆さん、彫刻を作って勉強してみませんか」等と言って忙しいデザイナー諸氏の失笑を買っていたのだが、毎週のように量販店にいって、自社やライバル会社のラジカセ、ミニコンポ、テレビなどを見るうちに少しずつ良いもの、悪いものが見えてきた。
「多くの人が安心して手に取れる製品は、値段、機能が的をえていることに加えて、意匠のいろいろの要素のバランスが良い上に、掴みもある程度あって、しかも生き生きしていなくてはいけない。(よく売れる焼き物も同じであることは、分かってはいるのだが)そのためには開発に関わるいろいろな人のいろいろな要素が奇跡的に上手くかみ合わなくてはいけない」と鈴木顧問は2歳年上の統括部長に教わった。

ちなみに、電気量販店の匂いは、会社の匂いと一緒で、今でもケーズ電気に行くと苦しかったその頃のことを思い出す。

その会社は親会社に吸収された後、しばらく残っていたブランド名も消滅してしまった。

もう二つあげますが、マキタのドリルは40年前、東芝の電子レンジは結婚祝いでお水鉢のお施主さんになってくださった方(服飾作家である奥さんのセンス?)に頂いたものですので14年前ですが、このぐらい経つと良いものは美術品的に見えてくる感じが私にはするのですが、皆さんいかがでしょう。


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テーマ : アート・デザイン
ジャンル : 学問・文化・芸術

Tag:美術・彫刻・絵画  Trackback:0 comment:11 

Comment

元窯 URL|
#- 2009.02.28 Sat16:08
おれも新しいの買ったばかりで驚いてます
ファックス付で9500円でした
このファックスが原始的な奴でなんと焼付けでは無いんですよ
お陰で1500円ぐらいのインク用紙を買えってさ
驚いたのなんの しかも90枚しか印刷できない
しらなんだよ  電話自体は優れものだけどこのファックスには参った

やっぱ ネットで買う時は注意せなあかん
銀さん あなたはファックス来ないんですか?
 URL|元窯師匠
#F.S2sd/w Edit  2009.02.28 Sat18:07


> おれも新しいの買ったばかりで驚いてます
> ファックス付で9500円でした

あはは、こういうものって固まって壊れますよね。
うちでは、保温ポットも同じ日に壊れました。
それにしてもファクス付きで9500円はやすい、全部10000台でした。ケーズでは。

>電話自体は優れものだけどこのファックスには参った
> 銀さん あなたはファックス来ないんですか?

ファックスというのはどうも扱いが難しくていけません。
気むずかしい自分は自分を見ているようで気が滅入ります。
で、当家では廃止することになりました。

それでは、これから大変なので、お気をつけて。

銀拝
洒落陶 URL|
#- 2009.03.02 Mon09:48
ファックス。最近用紙が切れたので買いにいきました。
太いほうが割安と思い買ってきたのはいいのですが、入らない。
あれー、もったいない。どうしようかと考え、せっせと使った芯に巻き取り
一本を二本にして使い始めたら、両側が薄くなっている。
ファックス用紙って、裏表があるのでしょうか。
送信するときも、エラーが続いてイラ付くときがありますね。
銀 URL|洒落陶様
#F.S2sd/w Edit  2009.03.02 Mon19:29
そうですね。
ファックスというのは、あの手紙が出てくる様はなかなか風情がありますが、トラブル起こりやすいですね。
ファックス用紙に裏表ですか。
ウーン、聞いたことないですね。
というか、うちのはここのところは、普通紙のやつで、ロールはここ10年ぐらい使っていません。
当家のファックスは、良くローラーに埃が付いて、紙を掴まなくなってしまうことが多かったです。
今に、廃れるだろうと思っていたのですが、なかなかなくなりませんね。

洒落陶 URL|
#- 2009.03.04 Wed18:37
もう随分永く使っているので黄色く変色しています。

そろそろ、寿命かな。車も買ったときに10万キロをこえていました。

今は20万キロ超えています。1800ccのトヨタで2万円でした。

その前の車は1500ccのカローラで5万円でした。
 URL|洒落陶様
#F.S2sd/w Edit  2009.03.04 Wed20:07
随分と、長く物を使われているようで素晴らしいですね。

鈴木家は、すぐに物が壊れると義母に呆れられております。

2万や5万の車で20万キロ乗るにはよっぽどの、安全運転とメカニックの知識があると言うことでしょうか。
私は、15万の中古で随分と苦労して、結局3万キロぐらいしか乗れなかった記憶があります。


銀 URL|そうっとコメントを下さった親切な陶芸家の先輩へ
#F.S2sd/w Edit  2009.03.14 Sat19:31
お話を聞いて驚いています。

小生は長いこと彫刻家をやって来て、良い物がドンドン売れると云うことを見たことがないですが、陶芸界も同じと云うことですね。

とにかくお体を大事になさってください。

ひ URL|
#- 2009.03.24 Tue20:39
マキタ。すごくいい!。
でかいアルミのところ。プラとのつなぎ。
力を入れて押すときにつかう反っくり返り。
ベルトかけ。連続のあかぽっち。
いいすねー。
アノニマスの見本。

タカラは角アールがいいかんじで拙者ときどきつかっております。
裏から見ると、かどっこのほーろーが薄かったりして、丁板もぶっきらぼーについてるし、。即物的でいさぎよいんだよね。取っ手の選択に多少てこずりますが、。
銀邸のはミニマルなモダーンとはちがって、なんつったけ、サンダーバードの美人ちゃんの車、と服のかんじ。
銀 URL|ひ様
#F.S2sd/w Edit  2009.03.25 Wed12:34
マキタの良さ分かっていただいて嬉しいっす。
こういう有機的な形は、オヤジ的言い方ですが、多分粘土なり、木なりで模型作っているのではないでしょうか。
多分、デザイナー本人か本人に近いところで。

タカラさん、ひ様もお使いですか!
やっぱり、ホーローは印象が強いですしね。
安物ですけれど、なんかレトロでよかったっす。
あの変な形の取っ手もこの場合はこれで良いのではないでしょうか。
この機種、実はものつくりに人気があるのか、伝統工芸会の会員の先生のお家でも見ました。
ひ URL|
#- 2009.03.25 Wed22:51
アルミの前側の張り。上側の面取りの凹面かげん。脇面をちょっと平らにもっててるとこ。あたり、
事情通ではないのでわからないけど、レンダリングと三面図だけじゃね。
年代にもよるでしょうが、本人がモックつくってるとうれしいな。
持ち手の下端、と、上端の反っくり返り、のまっすぐの切り落とし。
全体の紡錘形と持ち手のぶっつけかた。
あたり、には抽象をかじった?人のかんじ。
なんで最近の電動工具は、ナイキの靴みたいなのだ。

浴槽じゃないし、鋳物の必要はないべ。重たくてダメだし。
鉄板一枚でいいだが、うら? 扉に必要ないだろ、、ってんで、
ほーろーのぶしつ感はホーロー屋が一番よく知っていた。
イメージもへったくれもなくホーローはほーろーだしょ。
の、強み。
取っ手は丸とのこりの寸法の間合い、プロポーションが正確なのでは。
くの字に出っぱったとこも。

デザイナーはどんなスタイルでも確かな造形につくれること。
スタイリングの選択はデザイナーの範疇じゃない。マーケットだ。
てなことを80年代半ば、つとめ先のおっさんが云っていました。
え!そうなの?とびっくりした覚えがあります。
既にアルベキ論をふまえたモダンデザインの系譜は途絶えてたようです。

ミニマルはミニマムのまちがいでした。
銀 URL|ひ様
#F.S2sd/w Edit  2009.03.26 Thu09:03
> なんで最近の電動工具は、ナイキの靴みたいなのだ。

ほんとね、かっこ悪いの多いね。
私が会社で垣間見たところではMacで3面デザイン画を描いて、それをモック屋に外注して形を見たり、専門のデジタルオペレータがいて、立体に起こす感じだったと思いますが、工具のデザインはどうなんだか。
あと思うのは、あのマキタがでたころそれまでのアルミのボディーからプラスチックが出たてだったと思うのですが、何か素材なり、機能だったりが新しくなるときは、デザインも生き生きする傾向はあるかもしれません。
自分は、ミニディスクのミニコンポが生き生きしていた時期を見た気がしました。

> デザイナーはどんなスタイルでも確かな造形につくれること。
> スタイリングの選択はデザイナーの範疇じゃない。マーケットだ。

うーん、世の中物凄く厳しいです。
早く大人のものつくりになりたい~(ちょうど半分だけ本気です。)


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Author:ぎんよう
彫刻家でもある鈴木厚が磁器を中心に器を制作しています。

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