お客様と金魚は神様です。。。大水鉢ー完結編ー

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去年の11月に作り始めた大水鉢を先日納めました。

この写真は、お客様から送っていただきました。
水草と金魚が入ると私のアクの強さみたいなものも、良い味になる気がして、とっても嬉しいっす。
やっぱ器は使ってなんぼじゃ。
良さも引き立つし、メッキも剥がれる。。。。
最近、先の見通しも全く立たないのにクソ忙しいし、新聞見ても世の中どうなっているのかちっとも分からないし、気持ち真っ暗でしたが、元気でました。




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テーマ : 工芸
ジャンル : 学問・文化・芸術

Tag:陶磁器  Trackback:0 comment:24 

Comment

江戸川台のきょん URL|
#OHveW0Hc Edit  2008.09.15 Mon23:54
お久しぶりです。

 ということは、1年近くに亘って製作していたということなのでしょうか?
途中で報告があったのかもしれませんが、あいにく見落としていたかもしれず、
作者による解説をお願いできますまいか?

 まず、白い釉の部分? と茶色の部分、どのように作り分けるのですかな。
そして、縄? 竹? 筍?(皮つき)、あるいは目? ポリネシアのトーテムポール?
のようにも見える、その文様は、色か、空か、宙か?

 置いてある、回りの風景ともよく調和しているように思いますが如何?
いもむし URL|
#- 2008.09.16 Tue01:37
うつくしいですね♪

我が家には、
さほど大きくないアクリル水槽に、
凶暴な金魚が4匹・・・

いつかはこんな素敵な鉢で泳がせてみたいものです。

銀 URL|
#F.S2sd/w Edit  2008.09.16 Tue09:54
きょん様

一年もかかってしまったのは、作業ののべ時間はそれほどでないと思いますが、釉薬を色々考えて自信を持って調合、施釉出来そうになるまでにそれだけかかったと言うことだと思います。
ついこの間まで、彫刻やってましたから(笑)


正直どんな気持ちで作ったか忘れてしまったのですが、言われてみると、ホントに、南方的な感じの、竹で編んだみたいな感じだな。
模様は、大きな面に模様を描くのは自分は小さいものより情報量が求められて難しくなるので、このくらいの大きさになると普段は、オゲレツ手と言っているのですが、変なオブジェを付けたり、イボイボしたりアングラにしてリラックスしますが、今回はそんなわがままというか自堕落をしてはいけないと思いこんで、それは隠し味にして頑張った。

釉は、茶色いのも、白いのも、木の灰が半分近く、そのあまりを、朝鮮カオリンと福島長石で構成しています。
あと茶色い方は、鉄分をかなり添加しています。
白い方が、長石が多いのでカりとシリカが入って、ガラス的に厚みが付き、茶色い方はカオリンが多く、アルミナ系でさらにシャバシャバな感じで模様を彫ったヘラの痕が隠れないでストレートに見えるようになっています。
筆で塗り分けるという、原始的で高度な技術を使っております。

まわりに合わせて、作ったわけではないですが、木灰のたくさん入った釉は柔らかい感じがしますから、あんまり突飛な感じにはなりづらいでしょう。

ところで、良く感心するのですが、貴君は文章が上手いというか、それなりに詩的だし、集中力があるから、御自分でも日記書いてみんなを笑かしてみて下さい。


銀 URL|
#F.S2sd/w Edit  2008.09.16 Tue09:56
いもむし様

ありがとうございます。
もと彫刻家としては、水草や金魚が主人公になって、自分の作った模様が脇からほのかに見えるというのは、初めての経験でとっても新鮮でした。

凶暴な金魚とは?
まさか、蛙を食っちゃうとか。

先日は大変お疲れ様でした。
いもむし URL|
#- 2008.09.16 Tue17:32
凶暴な金魚は、
我が家では「鯉」と呼んでいます。

食に貪欲な奴らです。

直径3センチほどのタニシを、
奴らは食ってしまいました・・・・・

銀 URL|いもむし様
#F.S2sd/w Edit  2008.09.16 Tue20:04
凄い!
まさか、殻ごとじゃないですよね。
いもむし URL|
#- 2008.09.16 Tue22:38
殻もかじっていましたよ。
深夜なんか、
殻をかじる音が水槽から聞こえたりしました。

「タニシはコケを食べてくれるかわりに、
とにかく増えるから管理に気をつけて」

と注意されながら金魚と同居させたのですが、

あかちゃんタニシはヒトクチで、
オトナタニシは集団でかじられ、

数回繁殖はしたものの、
増殖する間もなく全滅いたしました。

こここえ~


ちゅう URL
#- 2008.09.16 Tue23:49
モノツクリ(私のレベルでは工作)もさることながら、お客さんに認められてオーダーをとるなんて流石にすごいですね。
化学も苦手(記憶力の勝負)だったので恐れ入ります。せいぜい電子回路用の基盤をエッチングする程度でした。
銀 URL|
#F.S2sd/w Edit  2008.09.17 Wed08:54
いもむし様
>深夜なんか、
殻をかじる音が水槽から聞こえたりしました。
>あかちゃんタニシはヒトクチで、
オトナタニシは集団でかじられ、

イヤー凄いですな~
まるで、現代小説に出てきそうな場面ですね。
そんなクールな金魚は滅多にいないので、末永く可愛がってあげてください。
銀 URL|ちゅう様
#F.S2sd/w Edit  2008.09.17 Wed09:06
お客さんは、昔からの知り合いですが、ありがたいです。
ところで、ちゅうさんは化学が苦手なのですか。理系でも色々いらっしゃるのですね。
私は、文系なので全くちんぷんかん分なのですが、この頃必要に迫られて、カリ、だのソーダだのが頭にいつもあるようになりましたが、エクセルソフトに数値を入れて出てくる分析値を見るだけなので、大本の理屈が分かりません。
この間、きょんさんにもちょこっと教わったのですが、周期表から理解できると、この世の物質の流れみたいのが理解できて面白そうですが、今のところダメです。植物でも、土でも石でも同じようなものが形を変えながら循環しているようでした。
ところで、大分前ですが、ホリキリに言われて赤面したのですが、高校のころ、化学の時間に「俺はアーティストになるから化学など必要ない」とだだをこねたそうです。都合悪いことはペロッと忘れる性格なので完璧に失念していたのですが、実に恥ずかしく、今化学で苦労しているので、全く罰が当たったとしか言いようがないです(笑)
元窯 URL|
#- 2008.09.17 Wed10:40
まあ 無事に仕上がっていがったねーーー

正直いって底が割れると思ったよ
たいしたもんです  仕上がりも良い様だね
銀 URL|元窯師匠
#F.S2sd/w Edit  2008.09.17 Wed20:53
師匠

割れなかったのは、師匠が始めたころに如何に焼き物というものが割れやすいものかを、繰り返し教えてくださったので、否応なくかなり情報を集めて、自分なりに丁寧に仕事しましたもので。。。。
釉薬に関しては、白いところはいつもの、イラボと称しているものに鉄分を入れないで、灰を土灰から楢灰に変えたと言うところです。条痕が出る釉にもかかわらず、絵にも棚板の方にも流れ落ちなくてホッとしております。
茶色いところは、、ほとんど灰とカオリンばかりで流れるだけの量がないという感じで、全く大丈夫でした。
内容的には、自分としては現時点では精一杯かと思いますが、アクのあるところも含めて、お客様が暖かく理解してくださってとりあえず安堵いたしました。
折に触れてのアドバイスと励ましのお言葉本当にありがとうございました。

銀拝
いもむし URL|
#- 2008.09.18 Thu02:54
あまりかわいがらなくても、
勝手に長生きしそうです(笑)

そして、

本日は色々とありがとうございました。
いろいろと勉強になりました。

『がちゃがちゃとした柄』とは、
私は思いませんでした。

1つの器に描かれた細かな線の1つ1つを、
じっくりじっくり眺めてみたいと思いました。

ぽちぽちした柄は、
ぽちぽちを1つ1つ数えてみたくなりました。

『同じように作成したからといって、
同じように仕上がるわけではない作品たち』
を、
目の当たりにして、
音楽も一緒だあ、
と、
おもいました。



江戸川台のきょん URL|釈迦に説法
#pYnNxVVQ Edit  2008.09.18 Thu03:13
ちゅーかねえ。

 世の中の「モノ」の流れを表現するのに、本当に色々な手段があると思うわけ。
別に「流れ」じゃなくても、「動き」でも、「仕組み」でもよいのだけど。

 「タネ」をそうだな、ブルゴーニュの畑に蒔く。そうだな「ロマネ・コンティ」の畑じゃ
高くつきそうだから、隣の畑でもいい。乾いてミネラル質の多い土地だ。
 すると、ブドウは水を吸うために、根を深く深く伸ばして、ミネラルをたくさん取り込み、
シャルドネ種なら、スカッと乾いた「辛口」の白ワインの元になる。「牡蠣にシャブリ」って
感じだ。このときの「ミネラル」が、カリだの、鉄、マグネシウム、カルシウム、ナトリウムというわけさ。

 それを今度は有機化学的に表現してみる。もとは空気中の二酸化炭素CO2だから、これが
光合成で、ブドウ糖(グルコース)C6H12O6となる。おおざっぱに、炭素(C)1つに酸素(O)が
2つ付いていた物が、炭素1つに酸素1つという比率になり、いわゆる、炭素が「還元」されたわけ。
どれくらい糖度が上がったところで収穫するかは農家次第だが、これをつぶしてタンクに入れ、
発酵させると、さらにアルコール(エタノール、C2H5OH)となり、さらに「還元」を受けた訳だ。

 それを「摂取」すると、今度は体内で「代謝」されて、「アセトアルデヒド(CH3CHO)」を経て
最終的に二酸化炭素(CO2)と水(H2O)さ。今度は酸素が炭素に対して増えるので「酸化」。

 酸化の速度が速いもので「燃焼」と呼ばれるものもある。酸化すると、大抵、もとより安定な状態と
なって、そのエネルギー差分が、熱となるので、生命体は食物を酸化させて(ゆっくり「燃焼」させて)
体を維持する。また、暖房や移動に石油を燃焼させて、エネルギーを得ているのだ。

 さて、貴兄の興味あるところでは「色」だが、「色」は物質が、ある波長の光を吸収するか、あるいは
散乱するか、などで決まる。「色度」、「彩度」、「明度」なんていうものもあるな。これは私自身
勉強中だが、有機化合物の場合、分子構造で決まるもの「アゾ系染料」とか「シアニン色素」が多いように
思うが、無機系の場合、組成(例えばCaに対してOがいくつ入っているか)と、結晶構造(これには詳しく
ないが、単斜系とか、六方晶とか色々あると思う。)で決まるのかな。

 その時、炉を還元雰囲気(すなわち焼き物の中の酸素が少なめになる)にする、とか温度のプロファイル
(昇・降温の速度や保持時間など)で、結晶の並びが変わって、色がコントロールされるって、ここまで
書いて、もちろん、そんなこと釈迦に説法だったな、貴兄には!
銀 URL|いもむし様
#F.S2sd/w Edit  2008.09.18 Thu19:41
昨日はありがとうございました。
丁寧に見て頂いて、光栄です。e-496
ところで、小生の模様ですが、音楽で言うと、標題音楽ではないと自分では思っています。
形そのものが動いて行くのが楽しいのですが、時に暴走します。暴走と言うか思っても見なかったところに走っていきます。それは作者としてはワクワクします。しかし、しかし、、それが、しっとり、美しい感じに結びつけば、よりよいのかもしれません、とこの頃思うというか、遅ればせながら大人になって、しっとりしないのがコンプレックスになってきました。
大間違いかもしれませんが、私が大好きなベートーヴェンはゴチャガチャいろんな事をやっていますが、、あとの人が月光だの、熱情だの色々人生に身近なロマンチックな感じのことを想像します。そんなぐあいに出来れば。。。
あんな偉大な人、しかもいもむしさんの専門分野の人を自分に引きつけて語ってしまって、おこがましいことでした。
それでは、風邪早く直してください。
銀 URL|きょんさま
#F.S2sd/w Edit  2008.09.18 Thu22:37
なるほど。
と、納得したいところだが、やはり、分子式がリアルに出てきちゃうとお手上げですな。
しかし、その、なんだ、植物の光合成が、還元に近くて、代謝が酸化というのは、興味深い。
素朴な疑問ですが、焼き物も、焼成後ホンのすこしづつは酸化しているのですか。

で、色の問題ですが、良く把握していないのですが、分相だの色々あるようです。
釈迦の境地は遙か彼方です(笑)
ホンのすこし分かるのは鉄の発色ぐらい。
鉄の発色の具合は、当然、含有量、還元のかけ方で大きく変わる。あんまり多い酸化でも還元でも安定して茶色から黒になります。
長石のカリとソーダで鉄の発色が変わってくる。ソーダ系の方がどうやら、華やかな水色が出る気がしている。
マグネシュウムが入ると緑になる。

貫入の質は、釉と素地の熱膨張の具合の組み合わせにも関係あるといわれています。

よく、陶芸家の嘆きになるのは、釉が剥がれたり、流れたり色々トラブルが出やすいものの方がなぜか、人間のハートをゲットできるみたい。
灰釉をやる人は、歩留まりの良い釉は、けちくさい釉だ、とよく言います。
灰が多いと流れやすいし、強度がひくくなる。でも、なんか優雅に見えるんですね。
私自身は、、釉は安定させて、形や絵という人為的なものを見せたい気持ちも強いのですが。
でも、やはり、灰の多い釉にも引かれます。
洒落陶 URL|
#- 2008.09.19 Fri13:55
私も普段軟らかい釉薬を使っています。おまけに食器でも粘性が高いのを厚く掛けるために、内側と外側

を別々に掛け、

その上、縁ががさついたりしますので縁だけ硬い釉薬を筆でまわしたりしています。

取っ手が付いている場合は接着面のまわりを剥ぎ取って硬い釉薬を筆でつけたりしています。

デザインはシンプルですが、かなり面倒なことをやっています。

歩留まりの良い釉は、けちくさい釉だ。 言いえて妙ですね。
いもむし URL|
#- 2008.09.19 Fri18:23
「標題にとらわれない」

よいではないですか!!

私も標題にとらわれずに、
自由に弾きたいです。

毎回新しい発見をしながら♪

「新しい発見」をたくさん経験して、
いつの間にか標題にたどり着くことができたら、
それはそれで、
また、
「新しい標題」という課題かもしれないな、
と、
いったい自分が何を言ってるのか
わけわからなくなってきました。
ぐるぐるピアノです。


銀 URL|洒落陶様
#F.S2sd/w Edit  2008.09.20 Sat08:18
洒落陶様

ありがとうございます。
取っ手の付け根を別の釉にする、それも筆でやる。私も考えたのですが、撥水剤を釉に混ぜようか、ゴムでやろうか、とか色々考えて、ゴムで取っ手を壊さずに剥がすのが非常に神経を使うと言うことがわかり、どうしようかと思っていました。
又、縁だけに別の釉を塗る。
本当に勉強になります。
シンプルなもの程、高度な技術と意識がないとできないです。
やはり、洒落陶さんは、シンプルな中にいろんな事をされているのですね。

粘性が高い釉で、内と外別々に掛けると言うことですが、私は陶石と灰の透明釉を少しづつ研究し始めているのですが、ちょっと薄い生地だと水が引かず剥がれてきてしまうので、別々に掛けるようになりました。

銀拝

銀 URL|いもむしぐるぐるピアノさま
#F.S2sd/w Edit  2008.09.20 Sat08:25
いもむし様

おっしゃってることよく分かります。
「新しい標題」、良いですね。
見果てぬ夢です。
お互い頑張りましょう。


銀拝
元窯 URL|
#- 2008.09.21 Sun08:18
取っ手の付け根には筆で水をぬってやる 水が引いたらカポット一気に掛ける
で  いいんでないの
銀 URL|元窯師匠
#F.S2sd/w Edit  2008.09.22 Mon11:42
元窯師匠

磁器制作についてのお話でした。
洒落陶さんは磁器の専門家でいらっしゃいますが、特に、陶石10割の土は、取っ手を付けるのが非常に困難であり、釉と土の相性も大切ということで、相性が良くない釉を使った場合は、その継ぎ目にだけ別の釉を付ける場合もあるとアドバイスいただきました。
私にも、貫入が入った場合、磁土は、ちょっと強度が低くなる感触がありました。それで、取っ手だけ別の釉(貫入のない日陶の土灰釉など)を掛けたり致しておりました。

銀拝
元窯 URL|
#- 2008.09.22 Mon12:06
凄い事やってんだね
しらなんだ
へーーーーー 
銀 URL|元窯師匠
#F.S2sd/w Edit  2008.09.22 Mon18:36
いやいや、下手なくせに磁器にひかれてしまったもので、忙しいばかりです(笑)

銀拝
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プロフィール

ぎんよう

Author:ぎんよう
彫刻家でもある鈴木厚が磁器を中心に器を制作しています。

我が家の掃除機の塵の放射性物質
Cs137:641Bq/kg(検出下限39.7)
Cs134:211Bq/kg(検出下限19.3)
Cs合計:852Bq/kg(検出下限58.0)
採取時期:2014/1月~2014/3月

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