子供と一緒に縄文土器を見に行った

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今日も仕事をしていたところ、自分が非常に疲れていることを発見し、勉強中の長女と次女を無理矢理連れて、近所の考古資料館に行って参りました。
これは、我が家の近所の貝塚で出土した物ですが、素晴らしい。
同じようなのが、日本全国どこでも出ているようですが、どうしてこうほとんどの物が楽しげに作られているのだろう!
「おんなじツボチン、いわきでも見たよ」と次女。
縄文土器は器に模様をつける仕事を始める前はそんなに素晴らしい物と思わなかったのですが、やってみると、実に素晴らしい。
器の形も素晴らしく見えますが、その形の上に模様がただ乗っているのではなくて、器形と模様が同時に不可分に一つの言葉として生まれている感じがします。
また、縄文人の遺伝なのかもしれないし、あるいは誰でも思いつくシンプルな要素を組み合わせているからかもしれないし、そのあたりは良くは分からないのですが、この模様ははよく知っているものなんですね。
生き生きと出来るかどうかは別として同じような模様がすぐ出てくるのですね。

縄文土器の後は、図書館で沢山の児童書、中国の青磁、染め付けの画集を借りて、そのあと、公民館のホールで、3人でペチャクチャしやべりながらジュースを飲んで帰りました。
疲れが、午前中に感じた不愉快な感じでなく、寝れば直るだろうなという感じに落ち着いたので、良かったです。

そういえば、小4の長女が朝、「パパは中途半端という物が出来ないからいけないんだ。模様をつけ始めたら、付けすぎちゃうし、付けないと、チョビットしか付けなくて寂しいし、渦巻きとか、良い感じに、全体にさらっと付ければ良いんだよ」と鋭いというか、常識的というかイヤなことを言っていましたが、「中途半端が出来ない」と言う言い方がちょっと面白くて小生への思いやりも感じてちょっと感心もしました。
まあ、言っていることはよ~く分かるけれど、いわゆるバランスの良い仕事は陶芸家の方がうまいだろうからね~

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Tag:陶磁器  Trackback:0 comment:8 

Comment

元窯 URL|
#- 2008.08.21 Thu12:32
そういえば、小4の長女が朝、「パパは中途半端という物が出来ないからいけないんだ。模様をつけ始めたら、付けすぎちゃうし、付けないと、チョビットしか付けなくて寂しいし、渦巻きとか、良い感じに、全体にさらっと付ければ良いんだよ」

あなたには世界最高の名コーチがおられるのですね
私もお願いしたいです
銀 URL|
#F.S2sd/w Edit  2008.08.21 Thu14:30
元窯師匠

子供というのはよく見てますね。
マジメなんですね。
常識までわきまえておる(笑)
常識を無視するとひどい目に遭うことはよーく分かっておりますので(笑)、少しずつ、シンプルでかっこいい方向もやっていこうかと思っています。

銀拝
洒落陶 URL|
#- 2008.08.21 Thu16:56
そちらは少しは暑さも弱くなりましたか。こちらは少し風が涼しくなってきたかなという程度です。
私も縄文土器が好きで、東京へ行ったときはたいがい国立博物館をゆっくり見て帰ります。
常設のコーナーは空いていて、いいんですよね。
銀 URL|
#F.S2sd/w Edit  2008.08.21 Thu22:08
洒落陶さま

こちらも相変わらず暑いですが、稲を刈り始めた田もありました。

国立博物館の縄文土器はやっぱり、凄いやつがそろってますよね。
私も、いつでも感動してしまいます。地方の考古資料館とはやはり少しレベルが違うのではないでしょうか。
自分は、あと、東洋館で、バコウハンなどの中国青磁の傑作や、高麗青磁、景徳鎮の染め付けを見て元気を出してきます。
レベルが高すぎて参考になど出来ませんが、物凄い物を見ると気分がスッキリしますので、、、

ところで、先日倉庫を覗いたときに、自分が子供のころ収集した縄文土器のかけらが、大量にあるのを発見しました。
千葉で育ったのですが、土器が散乱している畑がたくさんありました。
ちょっと掘るだけで、組み立てると土器の3分の1くらい組み上がるものも結構出てきました。
なんだか子供心にも神秘的な何かを感じていたようです。

残暑厳しい折、ご自愛の程を。

銀拝
綾華美由 URL|
#- 2008.08.22 Fri00:06
>銀様
>地方の考古資料館とはやはり少しレベルが違うのではないでしょうか
・・・そこから何を読み取るかという視点の差だと思います。
確かに国立博物館収蔵の品は見事なものばかりで、芸術性に優れているのは否定しません。
あくまでも工芸品として鑑賞するのであれば問題ないのですが。。。

「おんなじツボチン、いわきでも見たよ」という次女さまの言葉に端的に証明されているのですが、中妻貝塚出土の土器からはいろいろなことが読み取れます。上のものはおそらく中期の大木式の模倣、下は後期の大洞式の影響があると思いますが、次女さまのおっしゃる通り福島県浜通り南部と取手付近にある程度の文化的交流があったことが推察できるのです。ひいては下の例は東北一般から出土しているので、南関東と東北地区は一つの精神世界を形成したと考えれらることも可能でしょう。

モノを視るということはそういうことなんです。

要は火炎式土器ひとつを見ても日本史の時間軸の中でのみの位置づけしかわからないのですが、その起源が東北にあって、会津を経由して新潟でその形が完成されて、今度はそこから関東に拡散していったということはわからないでしょう。その末端のものが地方の資料館に展示されているのですから。。。

銀様は専門ではないので、そういったことは不要なのかも知れませんが、、ただ中央の施設だから、国立博物館だから、といった認識はやめていただきたいと存じます。
良いものがあって当然でしょう?
買い集めたんですから。。。。
ML的な論でいえば、あそこは大衆から文化的な価値を収奪した倉庫ということになりますので。。。。



銀 URL|綾華美由さま
#F.S2sd/w Edit  2008.08.22 Fri07:24
>銀様は専門ではないので、そういったことは不要なのかも知れませんが、、ただ中央の施設だから、国立博物館だから、といった認識はやめていただきたいと存じます。

以後、気をつけます(笑)

「地方の考古資料館とはやはり少しレベルが違うのではないでしょうか。」は、地方で、一生懸命頑張っていらっしゃる研究者、資料館の方に失礼な不用意な発言でしたね。
小生は、おっしゃるとおり美術品としての出来映えしか見ない立場です。
その上で、名作は勿論、一般にはメジャーとされない物も大好きで、一番でない物も楽しめれば、もっと美術界が楽しくなるのになーと思う人間です。私自身も、メジャーなものつくりでは全くないですしね。。。
東京国立博物館や奈良、京都の名作は非常に大好きですが、地方の郷土館、美術館も通りがかれば必ず入りまして、縄文土器はもちろん、地方画家の作品、はたまた、地方名士の肖像画や銅像でも良ければ感動する人間であります。
このブログでも、江戸末期の洋風画、江戸彫刻等あまり一般になじみが少なく、文化財の指定もかかりにくい物も紹介し、又評価の高い物でも、日本人があまり身近に楽しまない、ルーベンス、プッサン、ヨーロッパ中世初期の彫刻なども取り上げております。
また、国宝指定の皆無であるところの東北地方の平安仏も見ににでかけております。

発言により一層、注意いたしますので、今後とも当ブログをよろしくお願い申し上げます。
洒落陶 URL|
#mgYVv8Vc Edit  2008.08.23 Sat12:42
私も普段単純な見方しかしないですね。好きか嫌いか、良いなあとか。
贋物か本物かもあまり意識したことがないです。
絵を見るときも作者名とか見ないですね。
銀 URL|洒落陶様
#F.S2sd/w Edit  2008.08.23 Sat18:48
コメントありがとうございます。
私も基本的に全く同じで、いつでもそうありたいと思っているのですが、時々気が弱くなって、変な理屈をこねたりしてしまいます。。。。。。(笑)


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ぎんよう

Author:ぎんよう
彫刻家でもある鈴木厚が磁器を中心に器を制作しています。

我が家の掃除機の塵の放射性物質
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Cs134:211Bq/kg(検出下限19.3)
Cs合計:852Bq/kg(検出下限58.0)
採取時期:2014/1月~2014/3月

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