80年代マイルスと赤ちゃんの像




70年代後半にはいると、マイルスは長い沈黙期間に入る。
70年代はすでに、麻薬禍で廃人に近い状態の中音楽をしていた、その治療のための隠遁という説をよく聞く。
80年代に入り復活したマイルスはトランペットからワウワウペダルをとってストレートに吹き始めた。
「意外に当たり前じゃん!」
沈黙期間に盛り上がった期待感はすさまじく、失望の声が上がった。
今聴くと、復活後では、ジョンスコフィールドが活躍するこの時期はいいのではとおもう。LPとしては、「デコイ」、「スター・ピーポー」
まあ、この時期に普通にやるなら、プリンスやマイケルジャクソンの方が面白いという気がしないでもないけど、ある地方都市の線路に囲まれて電車がとおるたびに地震の古い借家のお風呂に、マイルスとともに入り、ラーメンをともに食した自分(勿論、夜に見た夢である。こうして書くと気色悪いが、荘厳な情景なのである)は、今でも聴いている。
しかし、マイルスは、意外に普通であることの中で革新することを大切に思う人間のようで、むしろ銀が偏愛する70年代中盤は例外的時期なのである。

あんまり関係ないが、銀も今、普通の彫刻を造っている。
赤ちゃんの像だ。
久しぶりの塑像で反射神経がよみがえるまで苦しかったが、彫刻だけやっていた時代の銀だったら2週間もかかったろうが、「陶磁器」の地獄をかいま見た「銀」は3日で終えた。
来年正月に、某デパートで小品のグループ展があるのでそのために今から準備である。
このまま、10人産むぞ。

掛ける化粧土のことを考え始めているのだが、普通にやるより表面に細かなひびが入ると良い感じだなと思っている。
そうなると、収縮の激しい蛙目粘土中心になるのだろうが、剥落が心配だ。
陶芸家としてなら、当然サンプルで試験するべきなのだが、このままたくさん成形してぶっつけ本番でやるつもり。
彫刻家としては、仕上げの段階で失敗して残せないかもしれんという今の状態の方が、どうもリラックスできて良いようなのだ。
また、頻繁に作業を変えて、神経衰弱気味になってくるのもイヤだ。


しかし、上の子に自分が赤ちゃんの頃を造ってくれといわれて、カワイイ写真を見ながら造っているのだが、どうも下の子になる。多分、下の子の方が自分に顔が似ているからだろうな。


IMG_5394.jpg
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Tag:陶磁器  Trackback:0 comment:2 

Comment

ひがし URL|
#- 2008.06.07 Sat22:12
久し振りに訪ねました。まだ全部みてないけど。
いい感じ!当然焼くことを前提でやってるとは思いますが、ひたいからまゆ、まぶた、こばな、やっぱ、ざらざらつぶつぶしたブロンズで見てみたい。買えないけど。

あの三角エリアでマイルスと風呂に入ってラーメンを食べるとは。ほんとどーしょーもなく惚れてんのね。ってことですかい。
銀 URL|ひがし様
#F.S2sd/w Edit  2008.06.08 Sun00:44
いや、そんなにマイルス好きというわけではないのですが、子供時代の子守歌で、なんか身体にしみてしまっているという感じなのです。
僕ちゃんの、身体の一部なのv-91
焼きものは、安くできます。
そう言えば、奥様専門家でいらっしゃいました。
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彫刻家でもある鈴木厚が磁器を中心に器を制作しています。

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