鈴木厚陶磁器展 〜紋様は魂だ〜 ギャラリー曜燿は10日までです。
私は10日(土)に会場でお待ちしています。
DMには〜9日(土)とありましたが、〜10日(土)に致しました。
よろしくお願いします。
鈴木厚陶磁器展ー紋様は魂だー
2014年4月27日(日)〜5月10日(土)
11時〜18時(最終日は17時閉廊)
火曜日休廊
ギャラリー曜燿 有限会社金沢美術
309-1611
茨城県笠間市笠間2372-5
電話/FAX 0296-71-7566
https://www.facebook.com/gallery.yoyo
mail:g_yoyo@nifty.com

青白磁鉢

青磁平盃

青白磁大皿 売却済み

青白磁鉢

青白磁湯吞 売却済み

青白磁ビアカップ 売却済み

青磁ビアカップ


青白磁高盃 売却済み


青磁茶碗

青磁ビアカップ

掻落飯碗 売却済み

掻落湯吞

青磁酒盃

青磁徳利

掻落皿

釉下彩壺

青白磁壺

青磁湯吞

会場風景
DMには〜9日(土)とありましたが、〜10日(土)に致しました。
よろしくお願いします。
鈴木厚陶磁器展ー紋様は魂だー
2014年4月27日(日)〜5月10日(土)
11時〜18時(最終日は17時閉廊)
火曜日休廊
ギャラリー曜燿 有限会社金沢美術
309-1611
茨城県笠間市笠間2372-5
電話/FAX 0296-71-7566
https://www.facebook.com/gallery.yoyo
mail:g_yoyo@nifty.com

青白磁鉢

青磁平盃

青白磁大皿 売却済み

青白磁鉢

青白磁湯吞 売却済み

青白磁ビアカップ 売却済み

青磁ビアカップ


青白磁高盃 売却済み


青磁茶碗

青磁ビアカップ

掻落飯碗 売却済み

掻落湯吞

青磁酒盃

青磁徳利

掻落皿

釉下彩壺

青白磁壺

青磁湯吞

会場風景
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ライの帝王、シェブ・ハレド(Cheb Khaled)初期作品
ここのところ、アルジェリア、raiの巨人cheb khaledの初期の音源を集めていました。
初期と言っても、録音の正確な時期が分かる曲がわずかなので年代は確かではないのですが、1974年のデビューから1986年の出世作Kutche録音開始前まではひとくくり出来ると思っています。(Khaled 14才〜26才くらい。)
その間ずーっと充実していますが特に、電気楽器が導入される1970年代末から80年代初頭は急に音楽的な面白さが増し、チープにして豊潤、シンプルにして複雑という変革期特有の複雑さがあり最高の充実期です。
CDも買ったが,数が少ない上に値段も高いので、ダウンロード音源がほとんどです。
以下、軽く感想を。
1.
Khallou el mahna>>>>amazon
タイトル曲は荘厳なキーボードとアコーディオン(彼のおじさんがアコーディオンを弾いていたそうで彼も、弾きながらうたうライブ映像がある。初期のものには多く使われています。)の響きと、ポップな旋律が泣かせる名曲。
一番好きな曲かもしれない。。
このアルバムの前半3曲は70年代末か80年代初頭と思われるが、後半4曲はシンセバリバリだから少し時代が下って80年代中盤以降のような気がする。あまり好きになれないが、音質が随分よい。
khouf nadji bahri(feat.Zahouania)>>>>amazon
エレキベース?ギターと生楽器混合の大きなバンドのようだ。バイオリン、アコーディオンの響きが切ない,
70年代末から80年代のごく初期でしょう。
古のアラブのイメージも未だ色濃いが、電気楽器を導入して一気に音楽として多様になる時期の幕開けを告げる一枚。アコースティックだけのものに比べて開放感と音楽としての魅力が増してきているのが何回も聴くと分かってくる。人知れず、巨人が産声を上げた瞬間だ!!
ただ、どういう訳か、一曲をイントロと主部のように切って,途中でぶつっと切れるので聴きづらい。トラック数を増やして、儲けようという算段?最後の曲はイントロだけで主部がない。他のアルバムで聴いたが,素晴らしい曲なうえにアルバムたいとるのフィチャリングZahouaniaが聞こえるのがこの曲だけだから無神経さもきわまれりという感じ。
そこで、切っていないこちらがオススメです。>>>
こう言うぶつ切りは他でも見たので、Khaledの音源ダウンロードは注意が必要です。同じタイトル、内容でいくつもでていたりしますが,大体古い方がぶつ切りはないようです。
同内容のCDも輸入盤で発売されています。
タイトル曲はこれ。ベース(エレキ?)が奥の方で暴れている。よく聴くとエレキギターの音も。
3,
Salou ala nabi>>>amazon
前半の3曲はかなり悪い録音の奥からきこえる甘ったるいシンセサイザーの音、太鼓の音などが延々と繰り返す平板な催眠的リズムパターンなどに不気味なところがあって、、なんだか、冥土からきこえる音楽みたいで、ただならぬものがある。私は大好き。1982年くらい?
後半に収録の3曲は少し古そう。ウード?の音が珍しく印象的。
タイトル曲はライブの映像がいくつもあり、代表曲の一つのようである。
当時のアルジェリアはレコードでなくてカセットが主流だったようなのだが,多分そこから起こしているようで、音は1980年代にしては良いとは言えない。
少数を除けば初期はみなわるいのだが、
その歪みの中からきこえる、シンセやリズムボックスの燃えないゴミみたいなガラクタ感もリアルで好きになった。
音の酷さも味にしてしまう音楽の強さがあるのだ。
これは中古のCDを買った。
4
Cheb Khaled Les années 80>>>>Amazon
このタイトルをweb上の翻訳マシーンに入れるとどうも80年代か80年というような題名らしい。
非常に古そうなものから、1985年のオランと書かれた素晴らしいライブ録音もあり、色々バラエティーに富んだ実に楽しいアルバム。デジタルエラーかなという箇所も少しあるのだが内容的には非常にオススメ。
動画は冒頭の曲。
なお、ハレド14才のデビュー曲Trig Lycée と思われる音源と何回聴いても同じに聞こえる曲が、短く編集され、違う題名Ya Diri Ki Tebghiとして入っているが、どうしてか謎。さらに、もう一曲Chira Sghaira ou Chaouiretッという曲も同じに聞こえるんだけど。。一つのアルバムに同じ曲がふたつ?演奏時間も同じ。うーん謎だ。
14才とは思えぬ堂々たる歌声と割合ポップな曲調で、そんなに古いものとは思えなかった。デビュー曲と思われる音源はこれ。
他にも、同一曲が違う名前でうっているところを見たのだが、似た曲が多いし、私の耳もそんなに良いことはないので、実はほんの少し歌詞が違ったりしているかもしれない。アラビア語分からないし。
5
Young Khaled>>>>Amazon
割合録音がよい物が集められている。khaledには珍しい長尺ものが多い。題名から想像するほど初期でなく古そうなものが半分なのだが、それも80年代なかごろではないだろうか。シンセサイザーを多用している。
これは中古CDで買った。ダウンロード版のアルバムとしては売っていないが、後述のiTunesの50 Golden Songs of khaledには何故かほぼ全曲入っている。
6,
Le World...Raii>>>>Amazon
ポップで良い曲が集まっている。これも、バラエティーに富んだアルバム。電気楽器主体のMaghbounはリズムマシーンの平板さもチープで催眠的で面白い。世界的歌手と認められた90年代以降には見当たらない、ぼろっちくて愛しい名曲がいくつも入っている。
生楽器の70年代終わり頃からシンセサイザー使用の80年代を中盤まで網羅していると思われます。
7
50 Golden Songs of khaled>>>>iTunes
900円で50曲で初期を聴くのにはお得。上述のアルバムからも比較的録音の良いものがたくさんおさめられている。
上述したアルバム意外では、リマスターした音源のアルバム>>、聴いたことのない比較的新しそうな音源(あまり面白くない)や、有名アルバムkutchやkhaledなどからも少量入っているようだ。自分の価値観では玉石混淆。
ごく初期の1970年代中盤から1990年代初めくらいと思います。Tunesのみの企画。
9
Cheb khaled à l'ancienne (La collection Ramadan)
これは上述のKhallou el mahna、などのアルバムをガサッと曲順もシャッフルせずに入れたアルバム。初期のkhaleを聴くに実に良い内容なのだが、惜しいことにデジタルエラー(酷く疵のあるCDのような)で全く聴けない曲が3分のⅠ近くあった。Amazonに文句言ったら、自分の買った2012年版(何故か一曲多い)は削除になったようだが、2014年版は相変わらずノイズだらけで発売している。iTunesでは両方とも。
プレビューでダメなのは本番ダウンローでもダメ。
以上
以上は自分が購入した分ですが、まだまだ、良い内容の音源がたくさんあると思われます。
Amazon、iTunesに入ってないものもかなりあるようです。
なお,Cheb Khaledの初期の音源についての英語か日本語の詳しいデータはweb上には見あたらないのですが、
参考になるのが、これです。>>>ライ略年表
また、こちらのブログ記事によりますと>>>1979年録音の物が集められたアルバムが分かります。
そのアルバムタイトルを頼りに検索すると、多分1979年と思われる音源が見つかり、音源の録音年代を推定する基準点になりました。
音源はこういうものでこのセッションの作品は探せばかなり出て来るようです。。この録音は生楽器だけだそうです。ハレド19才。恐るべし。
初期と言っても、録音の正確な時期が分かる曲がわずかなので年代は確かではないのですが、1974年のデビューから1986年の出世作Kutche録音開始前まではひとくくり出来ると思っています。(Khaled 14才〜26才くらい。)
その間ずーっと充実していますが特に、電気楽器が導入される1970年代末から80年代初頭は急に音楽的な面白さが増し、チープにして豊潤、シンプルにして複雑という変革期特有の複雑さがあり最高の充実期です。
CDも買ったが,数が少ない上に値段も高いので、ダウンロード音源がほとんどです。
以下、軽く感想を。
1.
Khallou el mahna>>>>amazon
タイトル曲は荘厳なキーボードとアコーディオン(彼のおじさんがアコーディオンを弾いていたそうで彼も、弾きながらうたうライブ映像がある。初期のものには多く使われています。)の響きと、ポップな旋律が泣かせる名曲。
一番好きな曲かもしれない。。
このアルバムの前半3曲は70年代末か80年代初頭と思われるが、後半4曲はシンセバリバリだから少し時代が下って80年代中盤以降のような気がする。あまり好きになれないが、音質が随分よい。
khouf nadji bahri(feat.Zahouania)>>>>amazon
エレキベース?ギターと生楽器混合の大きなバンドのようだ。バイオリン、アコーディオンの響きが切ない,
70年代末から80年代のごく初期でしょう。
古のアラブのイメージも未だ色濃いが、電気楽器を導入して一気に音楽として多様になる時期の幕開けを告げる一枚。アコースティックだけのものに比べて開放感と音楽としての魅力が増してきているのが何回も聴くと分かってくる。人知れず、巨人が産声を上げた瞬間だ!!
ただ、どういう訳か、一曲をイントロと主部のように切って,途中でぶつっと切れるので聴きづらい。トラック数を増やして、儲けようという算段?最後の曲はイントロだけで主部がない。他のアルバムで聴いたが,素晴らしい曲なうえにアルバムたいとるのフィチャリングZahouaniaが聞こえるのがこの曲だけだから無神経さもきわまれりという感じ。
そこで、切っていないこちらがオススメです。>>>
こう言うぶつ切りは他でも見たので、Khaledの音源ダウンロードは注意が必要です。同じタイトル、内容でいくつもでていたりしますが,大体古い方がぶつ切りはないようです。
同内容のCDも輸入盤で発売されています。
タイトル曲はこれ。ベース(エレキ?)が奥の方で暴れている。よく聴くとエレキギターの音も。
3,
Salou ala nabi>>>amazon
前半の3曲はかなり悪い録音の奥からきこえる甘ったるいシンセサイザーの音、太鼓の音などが延々と繰り返す平板な催眠的リズムパターンなどに不気味なところがあって、、なんだか、冥土からきこえる音楽みたいで、ただならぬものがある。私は大好き。1982年くらい?
後半に収録の3曲は少し古そう。ウード?の音が珍しく印象的。
タイトル曲はライブの映像がいくつもあり、代表曲の一つのようである。
当時のアルジェリアはレコードでなくてカセットが主流だったようなのだが,多分そこから起こしているようで、音は1980年代にしては良いとは言えない。
少数を除けば初期はみなわるいのだが、
その歪みの中からきこえる、シンセやリズムボックスの燃えないゴミみたいなガラクタ感もリアルで好きになった。
音の酷さも味にしてしまう音楽の強さがあるのだ。
これは中古のCDを買った。
4
Cheb Khaled Les années 80>>>>Amazon
このタイトルをweb上の翻訳マシーンに入れるとどうも80年代か80年というような題名らしい。
非常に古そうなものから、1985年のオランと書かれた素晴らしいライブ録音もあり、色々バラエティーに富んだ実に楽しいアルバム。デジタルエラーかなという箇所も少しあるのだが内容的には非常にオススメ。
動画は冒頭の曲。
なお、ハレド14才のデビュー曲Trig Lycée と思われる音源と何回聴いても同じに聞こえる曲が、短く編集され、違う題名Ya Diri Ki Tebghiとして入っているが、どうしてか謎。さらに、もう一曲Chira Sghaira ou Chaouiretッという曲も同じに聞こえるんだけど。。一つのアルバムに同じ曲がふたつ?演奏時間も同じ。うーん謎だ。
14才とは思えぬ堂々たる歌声と割合ポップな曲調で、そんなに古いものとは思えなかった。デビュー曲と思われる音源はこれ。
他にも、同一曲が違う名前でうっているところを見たのだが、似た曲が多いし、私の耳もそんなに良いことはないので、実はほんの少し歌詞が違ったりしているかもしれない。アラビア語分からないし。
5
Young Khaled>>>>Amazon
割合録音がよい物が集められている。khaledには珍しい長尺ものが多い。題名から想像するほど初期でなく古そうなものが半分なのだが、それも80年代なかごろではないだろうか。シンセサイザーを多用している。
これは中古CDで買った。ダウンロード版のアルバムとしては売っていないが、後述のiTunesの50 Golden Songs of khaledには何故かほぼ全曲入っている。
6,
Le World...Raii>>>>Amazon
ポップで良い曲が集まっている。これも、バラエティーに富んだアルバム。電気楽器主体のMaghbounはリズムマシーンの平板さもチープで催眠的で面白い。世界的歌手と認められた90年代以降には見当たらない、ぼろっちくて愛しい名曲がいくつも入っている。
生楽器の70年代終わり頃からシンセサイザー使用の80年代を中盤まで網羅していると思われます。
7
50 Golden Songs of khaled>>>>iTunes
900円で50曲で初期を聴くのにはお得。上述のアルバムからも比較的録音の良いものがたくさんおさめられている。
上述したアルバム意外では、リマスターした音源のアルバム>>、聴いたことのない比較的新しそうな音源(あまり面白くない)や、有名アルバムkutchやkhaledなどからも少量入っているようだ。自分の価値観では玉石混淆。
ごく初期の1970年代中盤から1990年代初めくらいと思います。Tunesのみの企画。
9
Cheb khaled à l'ancienne (La collection Ramadan)
これは上述のKhallou el mahna、などのアルバムをガサッと曲順もシャッフルせずに入れたアルバム。初期のkhaleを聴くに実に良い内容なのだが、惜しいことにデジタルエラー(酷く疵のあるCDのような)で全く聴けない曲が3分のⅠ近くあった。Amazonに文句言ったら、自分の買った2012年版(何故か一曲多い)は削除になったようだが、2014年版は相変わらずノイズだらけで発売している。iTunesでは両方とも。
プレビューでダメなのは本番ダウンローでもダメ。
以上
以上は自分が購入した分ですが、まだまだ、良い内容の音源がたくさんあると思われます。
Amazon、iTunesに入ってないものもかなりあるようです。
なお,Cheb Khaledの初期の音源についての英語か日本語の詳しいデータはweb上には見あたらないのですが、
参考になるのが、これです。>>>ライ略年表
また、こちらのブログ記事によりますと>>>1979年録音の物が集められたアルバムが分かります。
そのアルバムタイトルを頼りに検索すると、多分1979年と思われる音源が見つかり、音源の録音年代を推定する基準点になりました。
音源はこういうものでこのセッションの作品は探せばかなり出て来るようです。。この録音は生楽器だけだそうです。ハレド19才。恐るべし。
展示会のお知らせー夏のうつわ展ー日本橋高島屋
展示会のお知らせです。
久しぶりの東京です。よろしくお願いします。
夏のうつわ展
西村圭生 鈴木厚 川上貴久
6/11水曜日〜17火曜日
午前10時〜午後8時 最終日は午後5時閉場
日本橋高島屋7階 ギャラリー暮らしの工芸
(6階の美術画廊とお間違えないよう)


以下準備の様子です。
染付おえたところ。これに透明釉を掛けて1280℃ほど本焼成して出来上がりです。
素焼き生地に描きます。



青磁、青白磁の生地に模様をつけています。

普通、一度も火を掛けていない粘土の状態で削って模様をつける人が多いですが、私は、一度低温で焼成した、素焼き生地を彫ることが多いです。彫刻刀でほります。
木と同じぐらいの堅さで、元木彫家としてはこちらの方が早いようです。粘土の状態ですと、彫っても、細工しているうちに持っている手で摩滅して来るので、複雑な紋様はこれに限る!!
。
これが彫刻刀。新品と研ぎ減らしたもの。
ハイス鋼という電気カンナにも使うような硬いものですが、天草陶石は砥石にもなるくらいの石ですので刃がすぐ摩滅して切れなくなるのでしょっちゅう研いでいるので、すぐ短くなります。もう寿命で新調したところです。
。
木の場合は逆目と言って木目に逆らうと切れないので、正しい方向から切るために、曲がっていたりといろんな形の刃物が必要で、一本当たりの使用頻度は逆目のない焼き物に比べて少ないと言うこともあって、木彫時代には、一本も最後まで使い切ったことがありませんでした。

以下模様をつけ終えたところ。
赤いのは、鉄粉(ベンガラ)を擂ってごく細かい粒度にして、粘土に練り込んであります。木灰の透明釉をかけて青磁になります。
白いのは、ベンガラを混ぜていない、有田焼の土(天草陶石を砕いて微粉にして練ったもの)で、青白磁になります





久しぶりの東京です。よろしくお願いします。
夏のうつわ展
西村圭生 鈴木厚 川上貴久
6/11水曜日〜17火曜日
午前10時〜午後8時 最終日は午後5時閉場
日本橋高島屋7階 ギャラリー暮らしの工芸
(6階の美術画廊とお間違えないよう)


以下準備の様子です。
染付おえたところ。これに透明釉を掛けて1280℃ほど本焼成して出来上がりです。
素焼き生地に描きます。



青磁、青白磁の生地に模様をつけています。

普通、一度も火を掛けていない粘土の状態で削って模様をつける人が多いですが、私は、一度低温で焼成した、素焼き生地を彫ることが多いです。彫刻刀でほります。
木と同じぐらいの堅さで、元木彫家としてはこちらの方が早いようです。粘土の状態ですと、彫っても、細工しているうちに持っている手で摩滅して来るので、複雑な紋様はこれに限る!!
。
これが彫刻刀。新品と研ぎ減らしたもの。
ハイス鋼という電気カンナにも使うような硬いものですが、天草陶石は砥石にもなるくらいの石ですので刃がすぐ摩滅して切れなくなるのでしょっちゅう研いでいるので、すぐ短くなります。もう寿命で新調したところです。
。
木の場合は逆目と言って木目に逆らうと切れないので、正しい方向から切るために、曲がっていたりといろんな形の刃物が必要で、一本当たりの使用頻度は逆目のない焼き物に比べて少ないと言うこともあって、木彫時代には、一本も最後まで使い切ったことがありませんでした。

以下模様をつけ終えたところ。
赤いのは、鉄粉(ベンガラ)を擂ってごく細かい粒度にして、粘土に練り込んであります。木灰の透明釉をかけて青磁になります。
白いのは、ベンガラを混ぜていない、有田焼の土(天草陶石を砕いて微粉にして練ったもの)で、青白磁になります




