展示会のお知らせです。 =寛ぎお茶時間=暮らしの器花田

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(以下ギャラリーHPより)
寛ぎ お茶時間
仕事のはじまりは コクのあるコーヒー、
美味しい食事のあとの味わい深い日本茶、
仲間との話に花を咲かせる香り高い紅茶、
そんな至福の時をより充実したものにするうつわ、
花田が自信を持ってお薦めする作者が演出します。

■開催期間・場所
期間 : 2011年4月27日(水)~5月7日(土)
場所 : 「暮らしのうつわ 花田」 2Fギャラリースペース
(Tel: 03-3262-0669
九段下」駅 下車。2番出口を出て九段坂を上る。徒歩7分。)

■展示内容
器:ポット、急須、湯呑、マグカップ、フリーカップ、菓子皿、フルーツ皿、コーヒートレー

■出展作者
正木春蔵、イムサエム、花岡隆、中村久一 他
異色の注目新人鈴木厚(染付)、松本芳実(土もの)が初登場します
(以上DM=ギャラリーHPより)
アクセス等詳しいことはギャラリーのHPでご覧ください>>>


私は、新作の小品(ティーポット、マグ、湯呑み、角皿、カフェオレボールなど)30数点、鉢など少し大きなものは、ちょっと前の代表作を数点出品しています。(そんなにたくさんは店頭に展示されはいませんが。27日記)
今回の窯は、釉の厚さ、呉須の濃さ、焼成は還元の濃さなど、仕上げに関することをもう一回最初から考え直して、少し変えて非常に不安だったのですが、つきつめた内容にはなったとは思います。
釉はボーメで0.8ぐらい薄く(施釉時に全部で葉書一枚強ぐらいの厚さに掛かる)、呉須は濃くてごく細い線、焼成は還元を少し濃いめです。
高島屋でも一緒だった松本芳美さんも出品。
今回は、お店にお任せするので、何日かは行ってみると思いますが、当番的には会場にはおりません。



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五寸角皿、いつもよりシンプル。

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定番の湯呑み ひまわりとガクアジサイ。このパターンでは究極。

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輪花の小皿。今回初めてのパターン。多分出品。

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ティーポット。DMの作品。
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去年作った鉢。
裏もぴっちり模様あり。
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マグカップ、今回の窯

番外編、
以下出品しないのですが、同じ釜で焼きました。
下の青磁は、三回目の窯で、計七〇時間ぐらいの焼成です。
色がさえて、陥入が減りよく模様が見えるようになりましたが、かなり釉が溶けて下の方に流れています。
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テーマ : 陶芸
ジャンル : 学問・文化・芸術

Tag:展覧会・展示会情報  Trackback:1 comment:9 

靖国神社の美術

25日に九段坂上の「暮らしのうつわ花田」さんに納品に行った帰りに店の正面の靖国神社に行ってきた。
首相公式参拝、A級戦犯合祀等いろいろの問題をはらんだ神社だが今回は、神社にある美術品の話。
玉石混淆ですが、ここでは、玉の部分だけを上げます。
ハンサムな軍装の青年が希望に満ちあふれた顔で空を見上げているみたいなのも散見しましたが、やはり、ダメですね。
しかし、自分にとっては美術館のコレクションでも、明治以降の日本のものは同じくらい玉石混淆です。

下の銅像は、大鳥居をはいってすぐのところの大村益次郎の像。大熊氏広(1856~1934 )作の日本初めての銅像といわれる。1893年。
好きな彫刻だ。金工職人がつくったらしい紐や刀の柄などは、ものそのものをそこで作っている感じに精緻。
羽織や袴などは、生々しく写実的。
それに対して、髪の毛やしわなどは線で描いたようで仏像彫刻的なニュアンスが残っている。
眼窩が異様に深いというか、眉が異様に出ているのは、、写実的要素やら古代的なものやら日本中国ヨウロッパいろいろな要素が混在している作品に、何か求心力を作るときに役立っているのではないかと思う。
人物の彫刻を作っているときにそう思っていた。
特に巨像では重要で、でっかくても散漫にならず等身大のイメージになる気がしていた。
文化がグチャグチャでも強く生きるかんじ。
しかし、自分がいかに古くさい頭か告白しているようなものですね。
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スキャン 1
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同じ大熊のレリーフ。兵隊の閲兵を描いているようだ。
兵の装備や風景の細部が偏執狂的に表現されている。並び方のあまりの幾何科学的なのがどこか狂気染みている。堅くて塀みたいな隊列だ。
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下岡蓮丈の大きな壁画。「函館戦争図」どうやら、明治初期に芝居小屋で木戸銭を取って映画みたいに見せたものらしい。
若い頃、もう一点の大作とともに靖国神社のどこかで発見されたという記事を芸術新潮で読んだ。
本物は少し大味な感じがしたが、こうしてみるとなかなか良い。
明治維新の頃の空気感ってこんなんだったのかな。
昔写真で見た、もう一点の白い帽子の兵隊が一杯並んでる絵の方が良かった記憶があるのだが、画像が見つからなかった。
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ある特攻潜行艇部隊?のモニュメント。ヤノベケンジみたい。最近の造形やさんが作ったものだと思う。
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戦後多分遺族が寄贈だったか奉納だったかした絵。
素人さんの傑作油絵と思ったのだが念のために検索したら作者の益井三重子さんは著名な日本画家らしい。>>>
これは日本画だったのだ。
写真ではあまり見えないが戦艦の細部の描写がガイキチ!
それほど細かいという感じではないはヌメヌメとトレースする感じが何とも言えない不思議な危ない肌触り。
色づかいも暗い割にどぎつくて気が滅入るような感じだが、良い絵と思った。
遺族としての思いが日本画になじみにくい画題を描かせたのだろうか、それが良い方に働いて、不器用だが何か特別なものが出たのかなと思った。素人臭くなることが気にならない楽しい制作だったのではないかと思う。
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東郷平八郎の像。フランス行けば立派なナイーフ(素朴派)でないの?
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明治初期の木彫の馬等身像。業界では有名だが作者が思い出せません。すげー。
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新海竹太郎作の木彫騎馬像。勲章だのが楽しそうに彫られている。
彫刻家時代に、木で人体上の装身具を彫ると彩色しないと特にだが、どこか刺青じみたことを思い出す。
平安初期の木彫の菩薩にもそんなところがある気がしていた。土偶に通じるのだ。
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この彫刻は、誰が作ったのだろう。戦死した素人の若い兵士が作ったものと以前は表示されていた記憶があるのだが、戦後のブールデルに影響されたような彫刻家かもしれない。あるいは北村西望?
軍国主義的な題材であっても、目の表現などがモダンアート風というかアルカイクギリシアみたいなのが面白い。
小品であることは大きいと思うが、軍国主義的なテーマでもできるやつはできるんですね~。
ほとんど勇ましくも哀しくもない。情緒的でないんだな。そこが藤田嗣次の戦争画と違うところと思う。
上手く言うのは難しいんだが、情緒や主義と全然違重ならないとは言えないがやっぱり全然違う部分でなのだが、なんかゆたかな感じがして嬉しくなる。
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後記(5月3日)
あんまりはっきりした意見がないのもみっともないので、無責任な世間話程度でどこかで聞いた意見の受け売りですが一応意見を書いておきます。

・戦没者を慰霊する施設は必要と思います。ただ、中国、朝鮮、アジア諸国、アメリカ、ソ連等の戦死者に対する哀悼の意も表す施設であるべきだと思います。
・首相の靖国参拝はやめるべきだと思います。特定の宗教が絡んで違憲だし、諸国のメンツの張り合いのスイッチみたいな感じになってしまっている感じがします。
・美術に対しては、軍国的なものでも良いものは積極的に紹介するべきと思います。しかし、基準が曖昧です。美術史家、作家がもっと頑張って、骨董界の値段にどこか左右されているような評価から脱しなくてはいけないと思います。しかし、大変難しいと思います。
個人的には本文で触れたように、藤田嗣治の戦争画はやはり肯定できませんが、益井三重子さんの軍艦の絵は良いと考えています。
テーマ : 絵画・美術
ジャンル : 学問・文化・芸術

Tag:美術・彫刻・絵画  Trackback:0 comment:3 

プロフィール

ぎんよう

Author:ぎんよう
彫刻家でもある鈴木厚が磁器を中心に器を制作しています。

我が家の掃除機の塵の放射性物質
Cs137:641Bq/kg(検出下限39.7)
Cs134:211Bq/kg(検出下限19.3)
Cs合計:852Bq/kg(検出下限58.0)
採取時期:2014/1月~2014/3月

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