根津美術館へ行った。

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友人の展覧会に表参道に行ったついでに根津美術館へ行って参りました。

しばらく立て替えのために閉館していて新装なって始めて。
世界的に著名な隈研吾氏の設計で、懲りすぎていないので展示物は見やすいし、灰色を基調にして和風の上品な建物でした。
中のどの部屋にいても、質素な木造平屋風のお家のような外観の形がわかる感じがしたのが面白かったのですが、
自分的には、入り口に幹が黄金色の特別な笹竹がうわっていて、玉石の上に古い舟形の彫り込んだ大きな石に水をためてあるのですが、近づくと後ろに黄色いゴムホースが隠して置いてあるのが見えてしまったのが馬脚というか、美人の鼻の穴から一本だけ出た鼻毛か鼻くそを見たようでかなり嬉しかったです。
立派すぎて、イライラして来てついあら探ししたくなる感じがちょっとありました。


展示内容ですが、古美術がというか古美術しかないのですが、文句なく素晴らしかったです。
特別展「陶磁器二つの愉楽」展の中国の染め付けの名品、高麗青磁のこれはもうとんでもなく最高という有名な水注、平常展の北魏ころの中国石仏の名品、有名ではないが古様の平安仏、殷の青銅器、自分的には青銅器が一番良かったです。

青銅器は、これはよく分からないのですが、東京国立博物館でもあるのですが、紀元前1000年から土に埋まっていた出土品なのに非常にキレイなのはヤスリで磨いたりしているのではないかと思うのですが、ここ根津の青銅器コレクションは表面が緑青でガサガサしていて出土したままの状態を思わせるものがほとんどで、本物の感じに安心感がありました。
茶道具に造詣の深い根津さんの感性と財力で、戦前の中国でわざわざあまりキレイにしないようにうるさく言って中国人にいぶかしがられながら求めたのではないかと想像しましたが見当はずれでしょうか。

殷

中国北斉時代 6世紀の大理石の如来、3mちかくある巨像。
素晴らしい。像もさることながら台座も実に良い。
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庭園の灯籠、朝鮮のもの?こういう古い石造物がいちいち名品。もっと撮りたかったのだが例によってデジカメの充電切れで撮れず残念。
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Tag:美術・彫刻・絵画  Trackback:0 comment:6 

予科練平和記念館に行った。

一昨日の日曜日、家族で茨城県阿見町の予科練平和記念館というのに行ってきた。
霞ヶ浦のほとり、予科練のあった現在の陸上自衛隊武器学校隣の公園内にある。
最初、武器学校内の予科練の展示施設「雄翔館」をリニューアルしたものと思いこんでいて、学校の入り口に行くと
守衛の若い自衛隊員に違うと案内されたが、同じ間違いの車が続々とやってきて、青年はウンザリという顔であった。


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これが外観だが、「なんだ、このふざけた建物は!」と言うのが正直な第一印象。
この銀色に光っているところは、どう見てもブリキである。

2月2日に開館したのだが、駐車場満車の大入りであった。

で、中身であるが、写真を撮れなかった。
右翼的と言うのかタカ派的なというのかそう言うニュアンスも予想していて、事実、辰吉丈一郎的なファッション(刈り上げ短髪、髭、スーツ)のお兄ちゃん達御一行もチラホロいたりして、そう言った内容なら撮ってきたであろうが、一見したところでは展示に右翼臭は全くなく、皆さん物凄く真剣な眼差しで若くして戦死した若者をしのぶ展示に見入っていて、ちょっと撮る勇気が出なかった。
予科練のあった阿見町は、戦争末期にこの田舎なのに空襲で町民も含め380人が犠牲になったそうで、地元らしいご老人が食い入るように見ているのには胸を突かれるものがあった。
知り合いがいたのかもしれない、遺族なのかもしれない。。。

当時を知る老人のインタビュウや、残っている映像、遺物、土門拳撮影の写真など相当衝撃的であったが、このあっけらかんとした軽いイメージの建物で救われる面もあった。
設計者が分からなかったのであるが、天井の黒くペイントしたむき出しのダクト、白かったり、古い教室風だったりする展示台はどこか港区あたりの前衛的高級アパレルショップをおもわせるものである。


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近くには屋台村、盛り上がっている。
インド人?のカレー屋があった。

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昼食をとった近くのラーメン屋の駐車場から。
空き家になった、工場など。
現地で見る戦争の記録は非常にリアリティーがあって記念館そのものは大きな意義が有ると思ったが、あのあっけらかんとしたお金のかかった建物とこの廃屋の落差はなんなんだろう。
公共建築だっては遊びの要素はあって良いし、不景気な世間にあわせる必要はないと、ものつくりとしては思うのだが、なにか心に引っかかるものを感じてしまった。


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帰り道しばらく行ったところでよった神社の大杉。
戦時中のことが連想される。出征するときに。。。

物凄く寒い日で、家内は展示のショックでお腹を壊し、子供二人と小生はグッタリ疲れて嗜眠状態に陥り、その日は車中の仮眠、昼寝と早寝をあわせて13時間も寝てしまった。
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鈴木祐子演奏 パッヘルベルのカノン ドビュッシー・シランクス

妻のフルート演奏家鈴木祐子の演奏です。

時々、日本の名曲のことが多いのですが家内の演奏を聴いた聴衆が涙をこぼしているのを見ます。
練習しているときは、音の響きとか音程とかフレージングとか指とか、技術的なことを通して考えることにほとんど終始しているようですし、本番でも、身内としてはハラハラ心配する気持の方が多くて、よく分からないのですが、泣ける音楽だとか、癒し系の音だとか、言われているようです。

これは、ピアノも妻が自分で弾いて録音にオーバーダビングして作りました。
この演奏は曲も泣ける曲なので、ちょっとお客さんの気持ちも分かる気がします。

パッヘルベルのカノン


随分前ですが、私のお客さんが遠くからわざわざ作品を受け取りに来てくださったことがあって、申し訳ないので、アトリエで家内にラジカセのカラオケにあわせてこバッハのg線上のアリアなどを演奏してもらったところ、お客さんが涙をこぼされてビックリしたことがありました。
銀窯作大黒像のみで涙をこぼされることはまずなかったと思いますので、瞬間的なエモーションの濃さでは、美術は音楽に全く歯が立たないことを痛感した一件でした。

後日、そのお客さんから美味しい果実ジュースが届きました。

もう一つ、フルートオリジナルの名曲ドビュッシーのシランクスも聴いてみてください。


二つとも、かなり前の録音ですので、現在、少し進化した演奏を録音しようかと練習しておりますので、乞うご期待。

結婚式、パーティー、式典等の演奏のご希望がありましたらお気軽にメールフォームからお問い合せ下さい。
格安のカラオケによる演奏もございます。
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ぎんよう

Author:ぎんよう
彫刻家でもある鈴木厚が磁器を中心に器を制作しています。

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