近況報告です

ご無沙汰いたしております。
10月にデパートと陶器市があるので、必死こいて素焼きの器に下絵(染めつけ・釉下彩など、釉の下で発色するもの)を描いていました。
自分の絵付けは複雑な上に不安定で人の何倍もかかるし、今年はインフルがあって子供からうつって動けなくなることも想定しないといかんし、もうすぐたくさん来るであろう台風の時は窯焚きも出来ないと思うので、もう既に直前という感じです。

近況は、まあ相変わらず、籠もって一日中仕事ですが、8月の中旬に、多形滲出性紅斑という皮膚病にかかってかなりひどかったです。
蕁麻疹のようなのですが、それがすぐには消えず、上半身の3分の1ほどにかなり密集、下半身は完全密集でただれたようで物凄く痒いのです。一番ひどかった数日は夜も1時間おきに起きてしまっていました。
マンモスカユピーとかいっていましたが、あまりにひどくていつものようにネガティブな気持になる余裕もなく、たただひたすら染め付けしていました。
webで調べてみるとウィルス感染、薬物、悪性腫瘍など不吉な原因ばかりですが、呆然としてしまってへなちょこな自分にしては珍しく恐怖を感じることもありませんでした。
染めつけなど、普段は出来上がりの瞬間を除いては辛くてたまらずイライラ大声で悪態を付きながら仕事をしているのですが、意外にも病中は集中できて痒みから神経がそれて良かったです。
自分も案外、仕事が好きなんだと発見してちょっと嬉しかったです。

結局原因は分からなかったのですが、途中あまりに痒くて予約外で見てもらった若い女医さんに内服薬を倍量、ステロイド軟膏も最強にしてもらって直りました。
その日初めてでしたが、顔がラメ系の化粧でぴかぴか光った女優のリョウさんみたいな美人女医さんで驚きましたが、ただれてボコボコのおけつを見られて非常に恥ずかしかったのですが、それを機に一気に直りました。
手術後のじいさんは、若くてきれいな看護婦だと傷の治りが違うという話を聞いたことがありますが分かる気がしました。クスリを強くしたこと、直る時期だったこともあるのでしょうが。

そんなこんなの慌ただしい毎日で、たくさん展覧会の案内も頂いているのですがすべてパスしています。
机の上のDMの会期が過ぎていくのを大変申し訳ない思いで眺めています。

時々、こんな不義理をしてまで、頑張るべき仕事なのかナーと淋しくなったりもしますが、
まあ、集中して出来るだけ能率的に仕事をして、良い作品を安くしようと頑張ってますので、10月の高島屋のグループ展、宮城村多町陶器市の際は皆様よろしくお願い申し上げます。
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Tag:つれづれに  Trackback:0 comment:11 

人生は短いが、作品は出来た。近況報告です。

「夏休みは短い、したがって人生も短い」
これは、畏友ほ*き*が高校生の夏に言った名言である。

げに、50過ぎて、一生は短いだろうなと毎日思うようになったが、ことに30代40代は本当に早くて一瞬で、気絶していて気がついたら40になっていた、50過ぎていたという感じだ

しかし、30になる前はこれほど早くなかった気がするのだ。
が、この頃その原因で思い当たるところがあったので書かせていただきます。
要するに、30代以降は記憶力が弱まって、あったことや、その感覚を覚えていないから過ぎた人生がスカスカで早く感じるのではないだろうか。
例えば、仕事をさぼって昼寝をするとすると、寝付き際が非常に気持ちいいが、その時に思い出すのは、子供のころに夏休みに昼寝したことだったりする。
30代で気持良かったりのことはまず思い出さない。
ということは、ますます記憶力が衰える50代、60代はもっと早く過ぎるだろうと言うことだ。
加えて、若いころの記憶ばかりつまった頭で身体は衰えるというのは相当辛いだろう。

そんなことをつらつら考えている今日この頃ですが、作品がとりあえず出来るのは嬉しいことです。
それと、ものを覚えていく期間というのは割合時間が緩慢に進むのか、焼き物を始めてからは多少早さにブレーキがかかった気はしています。
まあ、もう少し時間が経ってみればやっぱりあっと言う間だったという気になるのでしょうが。。。
前置きが長くなりましたが、デパートのグループ展、陶器市のための今秋初めての窯出し。18日夜。

今回は釉下彩が大作で、大作で本気になるとやっぱりシンプルでは自分にはどうしても完結できず、非常に広い範囲に線や点が絡まり密集して結局ベッタリと絵の具をのせることになったが、
そうなると、ちょっと釉が厚いと、高温で熔融した釉が土埃の上に落ちた水滴みたいに玉になって固まって釉のかかっていないところや穴が出来るだろうし、(特に点の集積のところが絵の具が厚くなりやすく危険)あまり薄くてもみすぼらしいしだろうし、
木灰の入っている陶石の染めつけカップ・ソーサーの透明釉も薄いと茶色くなるし厚いと釉が剥げやすいので全てに於いて釉掛けに非常に神経を使います。
昨晩開いた窯は安心な小品とサンプルで様子を見てクライマックスは一週間後の次の窯です。

以下、窯出しした小品。

釉下彩中鉢
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染めつけ飯碗
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模様の中に風景のようなものを書けたのは嬉しかった。

染めつけ茶碗
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染めつけ酒盃
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小さいお家がある世界図。になったらいいナー

染めつけ小瓶子
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写真が上手く撮れなかったのですが、これは割合気に入っています。

染めつけ湯呑み
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木灰と石灰両方入っている透明釉。
自分にしては、シンプル。安く提供させていただきます。

染めつけ飯碗
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風景は昭和の風景がやっぱり出ます。

染めつけ角皿
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前の窯では角皿がドンドン行けたのですが、今回は調子が出るまで何点か煮え切らないのができて、少しやり方を変えてやっと面白くなってきた感じの仕事。
1回焼いてしまって結果を見てしまうと随分と描く自分が変わる気がします。


本日は、染めつけのやや大きいものの釉掛け、釉下彩大皿(製品で45cmぐらい)、大鉢、ティーポットの施釉の準備をしていました。
明日、何も描いていない素焼きの大皿で予行演習してから釉掛けしようと思っています。
青磁はまた後ほどアップします。
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ぎんよう

Author:ぎんよう
彫刻家でもある鈴木厚が磁器を中心に器を制作しています。

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