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バッハのチェンバロ演奏あれこれ

ここのところ、まあ忙しいので本を読むのも展覧会に行くのも出来ず、youtubeで音楽を聴くのがほとんど唯一の楽しみである。
家内は外出が多く忙しすぎてあんまり構ってくれない。

ここのところ凝っていたのはバッハのチェンバロ演奏。

チェンバロ演奏というのは、どれを聴いてもチャンチャラ、チャンチャラして大して違いが分からなかったのであるが、同じ曲をいろいろな演奏で聞き比べてみると、音痴の私でも違いが多少分かって愉しい。

まず、エイズで早世した天才と言われることも多いスコット・ロス
なんだか、チェンバロ演奏でよく感じる事の多い抹香臭さというか、古い家具みたいな感じ(それはそれで良い感じであることもある)がなくて、とっても爽やかで、生き生きストレートな感じを受けた。
この音源と思われるCDは洋盤を注文済みで到着を待っている状態。



次ぎにグスタフ・レオンハルト
同じイタリア協奏曲。
こっちは、何だかグネグネグネ入り組んだ感じ。
スコットロスの方は、性格の良い演奏という感じがしたのだが、こっちは気むずかしくて暗い。でも、自分はいろいろの要素がいっぱい入っていると言う感じがして、面白いので、つい何回も聞いてしまう。
フルート演奏家の家内は「このクネクネする妙な間が嫌だ」と言っている。
美術でも変に見る人を幻惑して内容がありそうに見せるペテン的作品が山ほどあって、評論家やジャーナリスト達を上手に騙すので大嫌いだが、そうい臭みが同業者からするとするしてしまうのだろうか。
ちなみに家内は大交響曲の作曲家ブルックナーも仰々しくて嫌だと言っている。

次は、この頃よく名前を聞く、アンドレアス・シュタイアー
イタリア協奏曲は見つからなかったので、パルティータの1番。

こっちは、言わばレオンハルトを少しソフトにしたみたいな感じがした。
レオンハルトみたいに、ギラッと来る癖みたいな感じは強烈でないが、ロスみたいに感覚的に開放感がある感じでもない。
中庸だが随分と精密に設計されている感じがする。

最後に蛇足であるが、
私は小学生のころより、クラシック音楽のレコードが大好きで以来40年近く買い続けているのであるが、物凄い音痴で一回も楽器をやろうと思ったことがない。
最近、今度小学5年になる長女はピアノが好きになってきて、割合上手にと言うか家内にそっくりの感じで「エリーゼのために」を弾くようになってきたのだが、好きな音楽は"いきものがかり”の「ブルバード」でクラシックの名曲を聴くことに関心を示したことがないのに対して、幼稚園を卒園したばかりの次女は一応家内にピアノは習っているものの、どちらかというと絵や粘土に能力を発揮するのになぜか、ヴィバルディーの四季やチャイコフスキーのバイオリン協奏曲の一楽章のサビを聞いて、「○○ちゃんこの曲大好き!」と感想を申し述べるので、「オッ、オヤジに似てきたな!」と驚いている。
性格的には、片付けが出来ず、落ち着きのない長女の方がはるかに小生に似ているのであるが。。。


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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

Tag:音楽  Trackback:0 comment:10 

大田区所蔵 十一面観音立像

前の記事で、展覧会に行く暇もないと書いたが、そう言えば3週間ほど前に、東京国立博物館に、茶碗の名作を見に行った。

天目(油滴、木の葉)の名作があったが、写真で見るより非常に小さいのだがくっきりと瞼の裏に残っており、多分物凄く素晴らしいものであったのだろうが、今の自分に文章にそれを分析する能力はないし、よく分からないからこそ今愉しく焼き物が出来ていると思っている。
彫刻家時代は、あまりに名作を研究しすぎて苦しくなっていたと言うことが今思うとあるのだ。
しかしこの頃では、いつも一緒にいるには強烈過ぎるのであるが、世の中に絶対いて欲しい信頼できるお友達という感じで、ほんの一分ほど良い彫刻の前に立ち止まるのが楽しみである。

というわけで、東洋館で天目を30分ほどじっくり勉強したあとに、本館の彫刻室で、今までに写真でも見たことのない素晴らしい仏像を見た。
どういう訳か、町工場の印象が強い「大田区」がもっている十一面観音立像。
ネットで調べてみたが、来歴、画像等も見つからず、重要文化財の指定もない。
しかし、十分に国宝のレベルと感じた。

奈良時代の2mちかくの木心乾漆の立像であるが、おろした方の右手が異様に長く、波線状の衣服の表現が印象に残っている。
奈良時代とあったが、、天平最盛期によく感じる例えば東大寺三月堂の四天王像や金剛力士像のように晴れ晴れとした、若々しくバランスのとれた感じに較べて、かなりゴタゴタして翳りがあり、平安初期(貞観、弘仁)の仏像達に近い印象であった。
個人的には縄文土器のような日本列島に太古からあった要素が再び唐様の影響がやや薄くなった時期に再び幽霊、怨霊のように現れてきている彫刻と解釈した。
所謂、貞観、弘仁仏というのは奈良時代、天平期(よく中国の影響が強いと言われる)と藤原仏(例:平等院鳳凰堂の阿弥陀さん、和様)の堂々とした仏像の時代に挟まって、不安定な中で暴れている感じがあって自分にとっては魅力的な時期だ。




他に、始めて見たものに、同じく無指定の山梨の5大明王像(平安時代・11~12世紀)5体全部そろっているがこれもかなりよかった。
あまり一般的にはなじみがないが大名作と自分が思うところの醍醐寺の5大明王(平安後期?)に似た印象。
時期的にはかなり下がるのであるが、奈良京都から離れているためか、平安初期を感じた。
岩手県成島の毘沙門天像が時代が下がっているにもかかわらず、小生には貞観仏の匂いが感じられたのと同じように。。。
ただ、中尊のお不動様は文句なかったが、まわり明王像のいくつかの顔が多分修復のためかと思うのだがやや不自然な印象を受けた。

これらの展示は4月12日までとあった。
http://www.tnm.go.jp/jp/servlet/Con?pageId=B07&processId=00&event_id=5923&event_idx=1&dispdate=2009/03/21

godaimyouou.jpg

以下は醍醐寺、五大明王像から

醍醐寺
だいごじ

テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術

Tag:美術・彫刻・絵画  Trackback:0 comment:4 

プロフィール

ぎんよう

Author:ぎんよう
彫刻家でもある鈴木厚が磁器を中心に器を制作しています。

我が家の掃除機の塵の放射性物質
Cs137:641Bq/kg(検出下限39.7)
Cs134:211Bq/kg(検出下限19.3)
Cs合計:852Bq/kg(検出下限58.0)
採取時期:2014/1月~2014/3月

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