武藤洋二著 天職の運命〜スターリンの夜を生きた芸術家たち〜

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武藤洋二著 天職の運命〜スターリンの夜を生きた芸術家たち〜 みすず書房
図書館で手に取ったのはTwitterで知ってファンになった20世紀前半のロシアソ連の前衛画家フィローノフが表紙になっていたからだが,その章だけのつもりがあまりの面白さに引き込まれ全編一気によんでしまった。
歴史書につきものの大量の註が1つもなく小説のように読める。
革命前に日本に来て大阪外語大学の先生になった天才言語学者ネフスキイは西夏文字の原典のあるソ連に帰るがスパイの罪で銃殺された。
共産党員で演劇人の杉本良吉は寅さん映画にも出た岡田嘉子と共に左翼弾圧の日本から憧れのソ連に亡命するがこれも銃殺された。
フィローノフはナチス封鎖下飢餓のレニングラードでソ連当局の援助を拒否して餓死した。
スターリン政府の民衆弾圧は銃殺の数字を64有る地方政府に1000〜5000人、1つの刑務所は10000人のノルマとして与えるというものだ。
達成しないと責任者は殺されるから無実の者を拷問して嘘の罪と協力者を自白させる。
そして、その責任者もノルマ達成後漸次銃殺されるという地獄ぶりであった。
『本書は徹底した実録が1つの交響曲あるいは一篇の物語を形づくっている。』と作者あとがきにあったがまさにその通り、鈴木大推薦の一冊。

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filonov West and East

フィローノフ作 西と東 1912〜13年
表紙の作品の全体像です。

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フィローノフ作 1914年 聖家族
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婿姑バトルは鳴り止まないっ


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「お義母さん、すみません、(ダシの素を台所の引き出しに入れると)湿気でネチャネチャになるから冷蔵庫にお願いします。」
「はいはい、こういうの使ったこと無いものでね」
「ははは、こういうヤクザなもの使わないのですね」
あとで妻に聞いたら結構使っていたとのこと。
むこしゅうとめバトルは鳴り止まないっ♪
ロックンロールは鳴り止まないっ♪

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2018年年賀状

銀窯日記の数少ない読者の皆さま,遅ればせながらあけましておめでとうございます。

銀窯制作の今年の年賀状です。
他愛ない内容ですが、暇に任せて画用紙に鉛筆2倍寸の原画制作に1週間ちかくももかけてしまいました。
印刷に入ってもブラザーのプリンターがノンビリモード(インクジェット紙 普通画質設定で一枚1分半かかる)な上に再三鉛筆画原稿に手を入れてスキャンからやり直したりデジタル処理の設定をいじったりでまた2日もかかりました。例によってデジタル原稿が多数あるのですが代表的な完成品を二つスキャンして。

スキャン 1

スキャン 2


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陶芸教室はじめました。

銀窯陶磁器教室はじめました。
磁器も出来る教室は珍しいかと思います。
みなさん、どうぞお気軽に見学、体験にお出でください。
詳しくは私のHPで>>>>>>

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好酸球性副鼻腔炎の手術入院

先週の金曜日12月15日に好酸球性副鼻腔炎の手術入院を退院しました。
11泊でしたが退院時は結構疲れがでて今でも入院の筋力の衰えもあってまだ本調子ではないですが,徐々に嗅覚も復活して手術前は口呼吸になり食事も息苦しかったのが最近は鼻呼吸に戻って快適です。
ご心配頂いた皆さまありがとうございました。
左右の2回に分けて、鼻腔、副鼻腔いっぱいのポリープ(鼻茸)を切除、鼻中隔湾曲を真っ直ぐにし、左右それぞれ10室以上あるらしい副鼻腔の仕切りとって入り口を大きくして一室にする(単洞化)するという内視鏡手術でした。。
全身麻酔が体に合わず,術後激しい頭痛と吐き気(血をどうしても呑んでしまうので誰でも少しはあるようですが)に襲われ閉口したもの、手術(左右3時間弱ずつほど)そのものは直後の鼻抉れたなと言う痛みも痛み止めの点滴で瞬時に軽快し楽でした。
なお好酸球性副鼻腔炎は再発は覚悟した方が良いようですが,次はポリープ切除だけで済み指定難病に指定されますので国費で入院手術が出来るようです。


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病室は5階で窓から筑波山がクッキリ。
左には写真には写っていないが浅間山と思われる雪山が。


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2回目の手術二晩後病室にて。
執刀の美人女医先生と胸板厚くて広い茨城のカワイ子ちゃん看護士たちに嫌われないように髭は剃ってるよん。
でも、鼻に血が付いている。

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まき子ちゃんの像

まきこちゃんの像 チーク材、寄せ木 高さ1.95m 1998年 鈴木厚作 Makiko-chan 1995 h1.95m wood Atsushi Suzuki 
母が死に長女が生まれる頃、柏の旭町常磐線と東武野田線に囲まれた飛び地の借家の台所で制作。大きな原木は入らないから合板工場で買ってきた端材で入れて中で寄せ木して造り、家から出すときは3分割式で出した。
ちょうど原因不明の肝機能障害(母の死のショック?呑みすぎ?)に罹り、やたら重く感じたがほぼで来た頃ついに入院、退院後ちょいと足を短くして完成した。

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今回仕事場を断捨離して広くしたので撮影できました。

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長女(ドラマー)所属のバンド「ふつつか少女」1stライブのお知らせ

直前ですが,

長女がドラマー/コンポーザーとして所属しているガールズバンド「ふつつか少女」のワンマンライブのお知らせです。

「ふつつか少女」1stワンマンライブ
〜大人の女に憧れて〜
12月1日(金)

渋谷Glad http://shibuya-glad.com/venue/
前売り2800+ワンドリンク
OPEN 18:00
START 18:45

当日午前中までに、私にご一報頂ければ、お取り置き当日精算(受付でお名前を言って頂いて)で前売り値段になります。
かなり場数を踏んでおりライブはかなり上手く楽しめると思います。
ボーカルのチェルちゃんは所謂上手な歌唱でははないですが独特のカリスマ性とハートがあります。
私も参ります。


ふつつかポスター (1)

Tag:音楽  comment:0 

instagram

夏の個展の際に画廊のオーナーから広報のためにインスタグラムをすすめられてはじめて4ヶ月ほど。
曰く「Facebookはおじさんのやるもんだぞ、ギャラリストやコレクターはインスタ見ているんだ」
自分は、日本語に加えて、英語、韓国語、ペルシャ語、ロシア語、ドイツ語、フランス語、アラビア語,ヘブライ語などのタグをつけている。
これで、世界中及び日本国内への露出度は、facebook、ホームページ、ブログだけであった以前より格段にましたと思われる。
が、日本はもとより外国からのギャラリーからのコンタクト、一般人からの購入打診など一切無いぞ。
前から思ってたけど,日本で売れないのはどこ行っても売れない。時々、アメリカ持っていけば鈴木さん絶対売れるよなんて言われるが,それはない。
まあ、FBからの長くつき合って貰っているお客さん、お友達、作家仲間の皆さん,少数の画商さん達を中心に、ボチボチ増えた一般の方、作家の方、美術関係者のフォローで計230人ほどのフォロワー(これが、すぐ減るんだ)320名ほどのフォロー、1作品60ほどのハートマーク、2,3のコメントを頂戴という現状です。
ソフトの自動イイネ機能でのフォロワー、イイネ獲得は、どの方がホントに自分に興味持っているか知りたいんで一切やっておりません。
そんな中でインスタならではの喜びは、自分と志が似ていると思われるどこの国だかもわからない作家の作品を見つけ、ときにその作家がこっちの作品にも興味を持ってくれたときだ。
作品とイイネやフォロー、コメントを感覚的に総合して気持ちが通じた気がするんだよね。「お、がんばってるね。売れなくて辛いけどがんばろーねー」みたいな。今となってはこれが味わいたくて各国語のタグをつけているようなものだ
そんなときは、こんな自分にとっても美術は世界の言葉だと思いますね。共感したり癒したりする力は文学音楽より直接的でないが、文化的背景や宗教の違いを越えて通じる何かを感じ合うのには一番だと。
思い過ごし,思い込みかも知れないけど。


鈴木のinstagramページは>>>>

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青白の素焼き生地2

青白磁の素焼き素地です。どちらも、ちょっときつい作業でしたが,削りすぎて薄くなり過ぎる前に何とかまとめました。
彫刻や絵画だと人目気にせず生々しい個人的真実を求める態度はある程度評価されて、滅多に売れないにしろある程度高いお金を取れますし、大切にされますが、器ではそんなもの必要ないとされることが多く、安くしか売れないのでたくさん作らなければ,展示会出来ないし、なんの意味も認められず廃棄されることも多いから,何も残らないでしょう。そんなこんなで,画家彫刻家時代より遥かに素早く結論を出せるようになりました。同程度の内容になっているのも多いのよ♪
以下2枚 青白磁酒盃 素焼き生地
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以下2枚 青白磁碗 素焼き生地
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青白磁の出来上がり例 青白磁茶碗 多分2011年頃
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青白磁の素焼き生地

青白磁の素焼き生地2点です。
多くの陶芸家は粘土の状態で彫りますが、私は一度火を掛けて素焼きの状態で削ります。
試行錯誤に時間がかかり、生だと持つ手で彫ったところが摩滅するのと、元木彫家なので刃物を頻繁に研ぐのが苦痛でないからです。
天草陶石は砥石にもなる石ですが、それをついて微粉にしたものを水で練って粘土にします。
ですから、素焼きしても激しく刃物を減らします。
これから、微量の鉄分の入ったピンク色をしている青白磁釉釉を掛けて1280℃ほどの還元焼成(不完全燃焼気味で焼く)と淡青色の青磁になります。鉄分が青く発色します。

青白磁の碗 素焼き生地 見込み
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青白磁湯吞
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断捨離のおまけ 過去からのエアメール


ここのところ、陶芸教室をはじめようかと仕事場の大掃除をしているのだが、高校大学時代のガールフレンドからのエアメールの葉書が出て来た。
フィレンツェからだが、インスブルックからの夜行でユーレイルパスというのが効を奏して、各国のバックパッカーが二等にすし詰めなのを尻目に一等の個室を独り占め、鞄を放り出してひっくり返って車窓の山脈と夜空を眺めながら一寝入り。
と、起きてみたらカメラと電卓をとられていたと言う話しが書かれているのだが、ユーモアがあって実に面白い。かなりの美少女だったけどこんなに頭の良い人だったとは!
そのエピソードは全く覚えていなかったのだが、葉書の最後に書かれていた「フィレンツェで岡忠に会っちゃった」というのだけ克明に覚えていた。
岡忠というのは高校時代は理系だった彼女がお気に入りだった美大の若い化学の講師。つまり、ヨーロッパでの逢瀬を想像して激しく嫉妬したわけ。
帰って来た彼女にネチネチ訊ねると,偶然カップルで来た岡忠にあっただけと言うことで納得したのだが、
折角くれた葉書の主旨の面白いエピソードに全く注目せず、焼き餅だけ焼く男ってダメだよね〜
40年近くも経ってため息をついた初老のマイナーアーティストでした。チャンチャン♪

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所謂リベラルや護憲は今や保守か?

東京新聞2017/10/27朝刊
まとまりすぎていてほんまかいな?と言う気もしたがよく分かる内容。
文中、遠藤晶久・三村憲弘・山崎新「世論調査にみる世代間断絶」(中央公論一〇月号)への言及で「注目すべきは,一八歳から二十九歳の「保守」認識である。彼ら/彼女らは自民党を「保守」とは見なしておらず、むしろ共産党を「保守」的な政党と見なしているというのだ」とあるが自分もそんな気がしていた。
我々、所謂リベラルや護憲は革新であるとなんとなく思っていたが、実は今や良くも悪くも「保守的」であることをもう少し自覚した方がいいのかなと思う。
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色絵鉢「安倍ブッ殺ス」

10/23記
自公絶対安定多数ですか。
憲法とか人権とか、九条とかで国を保つという考え方がオヤジ臭くて保守的に見えるんですかね。
ところで、インスタで自作の色絵鉢「安倍ブッ殺す」を選挙前日にアップして #安倍晋三 #shinzoabe のタグつけたのですが、ちょっと心配だった嫌なコメントも来ず埋もれました。そもそも #安倍晋三 はインスタばえしないからか6000件ぐらいでマイナータグです。
なぜか、鳩山太郎候補(鳩山邦夫息子、東京2区、希望、落選)のイイネが来ました。多少嬉しかった僕はミーハーです。ハイ。

色絵鉢「安倍ブッ殺ス」2016年 磁器 上絵付け 鈴木厚作
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instaguram #安倍晋三 鈴木厚のインスタグラムはこちら。>>>>>

安倍ブッ殺す

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ひとのかたち〜人物表現を味わう〜」茨城天心記念五浦美術館

亡母鈴木芳子の絵が茨城天心記念五浦美術館の企画展「ひとのかたち〜人物表現を味わう〜」に出品されています。
若い頃は将来を嘱望されていたようですが、結局、あまり評価されることなく非業と言っても良い死を迎えたのですが、今回のビッグネームと並んでの展示、草葉の陰で喜んでいることと思います。生きていれば88歳です。
出品作は、その「将来を嘱望されていた」時期の作品で、なるほど若々しい叙情味が香り、後の時に陰々滅々とした破戒的日本画とは一線を画します。
この機会に下のリンクで鈴木芳子の作品をご覧下さい。
招待券が何枚か手元にあるので、ご一報くだされば、お送りします。
この企画展では他に横山大観、中村彝、ルドン、柳原義達「犬の唄」!!等の作品が楽しめる上に、周囲の五浦海岸の絶景、六角堂、の散策も面白く、常設展では岡倉天心の生涯、院展の成立期の物語などが分かりやすく解説されています。

美術館のHPはこちら http://www.tenshin.museum.ibk.ed.jp
鈴木芳子のHPはこちら http://ginyoo.web.fc2.com/yoshiko/e_li.html

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第八回双風展 絵画表現の行方

日本画家の亡母鈴木芳子の作品が出品されている「ひとのかたち」と言う企画展を茨城県天心記念五浦美術館へ見に行ったのだが、ギャラリーで開催されていた「第八回 双風展〜絵画表現の行方〜」というグループ展も、なかなかよかった。
みな人目を気にせず自分の世界を追求していていて気持ちよかった。
なお、この展示は18日で終了です。
大石展子 不都合な真実(乾枯)
大石展子 不都合な真実(乾枯)

曼珠沙華 木村智恵子
曼珠沙華 木村智恵子

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プロフィール

ぎんよう

Author:ぎんよう
彫刻家でもある鈴木厚が磁器を中心に器を制作しています。

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